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http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1257382677/660-668 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第010回 「うぐっ……ひっぐ……ふぐっ……ひぐっ……ぐすっ……」 射精の後、桐乃は本腰を入れて泣き始めた。未だ陰茎を挿入している俺を押し遣ろうとはしないものの、顔を両手で覆い、涙を止める気配がない。俺としても多少は気まずいが、エロゲやその後の行動から桐乃が俺を慕っていることは間違いない。ここは今後の為にも優しく宥めて完全に堕としておいた方がいいだろう。 「悪かったな。でもな、俺はお前のことが好きだから我慢できなかったんだ」 諭すようにそう言ってやると、桐乃はゆっくりと覆っていた手を下げ、涙を流しながら俺を見つめてきた。真意を探るかのように少しだけ目を細めている。 「……あたしのことが、好き?」 「ああ、好きだぞ」 「……ほんとに?」 「本当だ。だからもう泣くな」 顔を近づけて目尻の涙を舌で舐め取ってやると、桐乃は徐々に泣くのを止め、少しずつ顔に笑みを浮かべ始めた。もう一声というところか。 「好きだからこそ途中で止められなかったんだ。けど、お前にしてみれば、好きでもない俺とこんなことになって、辛くて嫌だったよな。本当にごめんな」 俺の言葉に桐乃は一瞬呆けた表情を浮かべ、次いで恥ずかしそうに微笑みながら首を小さく横に振った。 「あ、あたしも、兄貴のコトね、好き……」 躊躇いがちにそう言うと、顔を上げて目を閉じ、唇を差し出してきた。キスして欲しいということだろう。これで和姦も成立したことだし、止めを刺しておくべきか。俺は桐乃の頬に手を添えて短いキスをし、もう一度言ってやった。 「大好きだぞ、桐乃」 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第011回 「どうだ? まだ痛いか?」 「んくっ……何とか……ああっ……大丈夫そう……んあっ……もう平気かも……」 桐乃はそう言って笑って見せた。現在は二回戦目。桐乃はベッドの上で胡坐をかいた俺に正面から抱っこされている。嫌がる素振りは全くない。座位の状態で秘所を貫かれ、時に顔を歪めながらも、全てを俺に任せたままだ。まだ絶頂を得るほどの快感はないらしいが、現在この家に住んでいるのは二人きり。この先いくらでも十四歳の未成熟な身体に快楽を叩き込む時間はある。 「でもな、痛い時はちゃんと言えよ?」 「はんあっ……ありがと……でも平気……んふあっ……速くしてもいいよ……くふあっ……」 俺の背を抱きながら桐乃はそう言うが、まだ辛そうだ。俺は乳房をそっと撫で上げながら、半勃起した乳首を親指の腹で擽ってやった。少しでも快感を与え、肉悦に目覚めさせてやりたい。 「ふうあっ……やだっ……んはあっ……くすぐったいよ……はうあっ……ダメっ……」 うっとりと目を細めて首と肩を竦ませる桐乃を見ながら、俺は少しずつ腰の動きを速めていった。段々と尖っていく乳首の様子、甘ったるい桐乃の体臭、切なそうな喘ぎ声、後ろに回している手の中の尻たぶの滑らかな感触。一つ一つを確認する度に陰茎が昂ぶっていく。 「桐乃、少しぐらいは気持ちいいか? もしそうならちゃんと言ってくれ」 「あっああっ……うん……ふうんあっ……ちょっとは……はうんあっ……気持ちいい……」 「もっと気持ちよさに集中して。どこが気持ちいいのかもちゃんと言ってくれ。こことかどうだ?」 乳房を弄んでいた手を秘所へと移し、俺は陰核を指先で軽く擦ってやった。途端に桐乃は俺の身体にしがみ付き、小さく腰をくねらせ始めた。 「ふううあっ……そこヤダぁ……んくふあっ……ダメぇ……はんああっ……そこダメぇ……」 どうやらいきなり大当たりを引いたようだ。一度放った精液とは別に、膣内が濡れてきているのが判る。陰核に当てた指の動きを加速させながら、俺は桐乃に問いかけた。 「ダメなんて言わないで、気持ちよかったらそう言ってくれ。クリトリスがいいんだろ? そう言ってくれ。クリトリスが気持ちいいって」 「はうああっ……ヤダ言えないぃ……あんんあっ……そんな言葉ぁ……」 「ちゃんと言ってくれ。大好きな桐乃の声で聞きてえんだ」 大好き、という言葉に力を込めて言ってやると、桐乃は身悶えしながら虚ろな目になり、やがて指示に従った。 「あくうああっ……ク、クリトぉ……んくふうあっ……クリトリスがぁ……ふくうふあっ……クリトリスが気持ちいいっ……あくふうああっ……クリトリスが気持ちいいっ……」 犯されながら淫語を口にする妹を前に、俺の一物は限界寸前だ。そろそろ二回目の放出といこう。この様子なら桐乃を高みに導くこともできそうだ。 「桐乃、そろそろ出すからな。お前もイく時はちゃんとオマンコイくって言うんだぞ?」 「ひううああっ……嫌あっ……あうふああっ……そんな言葉ヤダあっ……」 俺は桐乃にキスをしてやってから、その耳元で甘く囁いた。 「ちゃんと言ってくれ、桐乃。大好きだから」 言い終わると同時に膣内に再度精液を吐き出し、桐乃の陰核を強めに擦ってやる。 「ひあくうはあっ……熱いぃ……んくひうああっ……オっ、オマ、オマンコイくうううう!」 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第012回 桐乃の処女を奪った翌日と翌々日、俺は学校を休み、桐乃も休ませた。理由は桐乃の調教をする為だ。まずはキスと愛撫と性交だけを延々と続け、性感を開発してやらねばならない。桐乃の部屋で、俺の部屋で、リビングで、風呂で、家の中の様々な場所で桐乃の膣に中出しの心地よさを教え込み、同時に淫語も覚えさせることができれば、試験勉強なんかどうでもいい。 「おら、ちゃんと言えよ。何をされてどこが気持ちいいのか、言ってみろ」 「んはうあぁ……兄貴のぉ……あひゃあぁ……オチンポぉ……ひうふあぁ……入れられてぇ……ふうんあぁ……あたしのオマンコがぁ……はうんふあっ……気持ちいいのぉ……」 俺の部屋のベッドの上、四つん這いになって後ろから犯されながら、桐乃は俺の指示に素直に従って淫語を口にしている。生意気な妹と言っても相手はたかが十四歳の少女。性交も淫語も一旦受け入れてしまえば後はどうにでもなる。重要なのは俺との性行為を愛情の証と勘違いさせ続けてやることだ。処女を奪ってから既に四十八時間が経過し、桐乃は膣に通算二十一回の精液を浴び、自身もその回数以上の絶頂を迎えている。当初は無理矢理に使い過ぎた膣を痛がり、恥じらいの表情を浮かべていたが、現在では快楽に溺れて顔も身体も弛緩し切ったままだ。もはや俺専用の淫具と言っていい。 「そろそろ出すぞ、どこに欲しい?」 「あひゃうはぁ……オマンコぉ……んくひいあぁ……オマンコの奥ぅ……ふはうああぁ……熱いの好きぃ……ひんふわあぁ……大好きぃ……くひうおあぁ……あたしもイきそうぅ……」 「じゃあ、一緒にイけよ、ほら」 「んくはへああっ……熱いぃ……ひゃうふへぁ……染みてくるぅ……あくひゃあっ……熱くてイくぅ……ふあくふあっ……イ、イくっ、オマンコイくふううううっ!」 自ら尻を上下に振り上げて射精中の一物を根元まで咥え込み、桐乃は全身を小刻みに震わせた。背を逸らせたまま差し出した尻を気持ちよさそうにビクビクと揺らし、余韻を満喫しているようだ。やがて上半身をベッドへ倒れ込ませ、幸せそうに深く息を吐いたのを見届けると、俺は一物を引き抜いて桐乃の目の前へ差し出した。そろそろ次の段階へ進んでもいいだろう。 「ほら、桐乃。綺麗にしてくれ」 粘液に塗れた陰茎を見て桐乃は目を丸くしながらも、すぐに半身を起こしてティッシュの箱へと手を伸ばした。 「違うだろ? お前が口で綺麗にすんだよ」 「あ、あたしが? く、口で?」 「チンポに付いてんの、半分はお前のマンコ汁だろうが。責任とって綺麗に舐め上げろ」 桐乃は嫌々をするように首を振りながら後退った。開いた足の間から、精液を垂れ流している淫裂が丸見えだ。 「……む、無理、できない」 まあ、当然だろう。陰茎は根元まで精液と愛液で汚れており、この状態で初の奉仕が出来る訳がない。しかし最初のハードルが高ければ高いほど、後々面倒な手間が必要なくなる。俺としても譲る気はない。 「そうか、悪かった。もういい」 気落ちした振りをして寂しそうに言い、ベッドに腰掛け俯いて溜息を吐いてみる。案の定、桐乃は俺の背後に少しずつ近づき、躊躇いがちに言葉をかけてきた。 「そ、そんなに、その、して欲しい、の?」 「もういい、悪かった」 突き放すように淡々と言ってやると、しなければ捨てられるとでも思ったのだろう、桐乃は背後から俺に抱きつき、受諾の言葉を口にした。 「す、するから。お口でちゃんと綺麗にするから」 その口調にはまだ迷いがある。そうすることが必要なのではなく、自らそうしたいのだという気にさせなければ、俺の薄ら寒い演技に意味はない。 「お前は嫌なんだろう? 無理するなよ。もういいんだ」 背後の気配を確かめると、桐乃は俺の言葉を否定するように首を振っているようだ。畳み掛けるように俺はもう一度言ってやる。 「お前が嫌ならいいんだ」 「い、嫌じゃない。あたしがしたいの。あたしが綺麗にしたいの」 俺を抱きしめる手に力を込め、誓うように桐乃は言った。 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第013回 授業終了を告げる鐘が鳴り、教室がざわめき始めると、俺は着席したまま伸びをして凝り固まった筋を解した。桐乃と身体の関係を持ってから三日目、本日は登校している。桐乃の調教が順調に進んでいるということもあるが、流石に試験期間初日から休むわけにもいかない。 「きょうちゃん、なんだかだるそうだね。お疲れ気味かな?」 不意に、眼鏡をかけた幼馴染が近付いて俺の席のすぐ前に立った。声をかけてきたのは田村麻奈実。腐れ縁の地味な眼鏡っ娘だ。外見的にはそこそこ可愛い顔つきなのだが、如何せん地味で垢抜けない。残念ながら眼鏡を外したら超美人ということもない。部活動には所属しておらず、趣味は料理と縫い物。人当たりがよく友達は多いが、放課後に遊ぶような親しい友達は特にいない。普通、平凡、という称号がよく似合う、桐乃の対極に存在するような女だ。だが学業成績は割合に良く、時には家庭教師の真似事などをしてもらっていたりする。 「……まあ、色々とあってな」 疲れの原因は桐乃との性行為だが、話す訳にもいかず、適当に言葉を濁しておく。 「ところで試験勉強は進んでる? なんだったら一緒に勉強しよっか?」 俺の顔を覗き込みながら麻奈実が言った。優しく包み込むような眼差しだ。麻奈実には未だ一切手を出してはいないが、そろそろ幼馴染の味を楽しむのもいいかもしれない。以前から俺に従順なだけに、強く押せばどうにかなるだろう。今日はモデルの仕事が入っていて帰りは少し遅くなる、と桐乃から聞いていたこともある。 「……そうだな、頼む」 「ん、判った。じゃあ、わたしの家でやる? 新味の最中もあるんだ」 麻奈実の家は和菓子屋を営んでいるので、行けば菓子を喰わせてくれる。和菓子は特に好きではないが、正直、こいつん家の菓子ばかりは悪くない。とは言え、これから喰うつもりなのは菓子じゃない。麻奈実の家には家族がいて不都合だ。 「いや、俺が金を出すから、レンタルルームでも借りてやろうぜ。二人っきりで」 そう言うと、麻奈実は俺の思惑も知らずに嬉しそうに微笑んだ。 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第014回 「ここ判んね。麻奈実、ちょっと見てくれ」 「んー? あぁ、ここはねー、この数式を、こういうふうに応用するの」 自宅の近所に新しく出来たレンタルルームの中、俺はソファーベッドに腰掛け、左隣に座った麻奈実に勉強を見てもらっている。部屋の設備はソファーベッドの他、教科書などを広げているテーブルとテレビ、ドアの向こうにはシャワールームもある。百六十分三五〇〇円という料金が安いのか高いのかよくは判らないが、その気になればラブホテル代わりとして充分に使える作りだ。 「ちゃんと聞いてる? こういう勉強は、毎日ちゃんと続けないと意味ないんだからね?」 ノートの上に愛用のシャープペンを走らせながら、麻奈実は少しだけ頬を膨らませた。制服の上から薄手の袖なしセーターを着ている為に、ニット地の盛り上がりで大凡の胸の大きさが把握できる。衣類の分を差し引いて八十五前後と言ったところだろう。桐乃よりは大きいが、実際にそうなのか確認でもしてみるか。 「なあ、麻奈実?」 「なに?」 「俺たち、もう十七歳だよな?」 「うん。えへへ、ずっと一緒だね」 「お前を犯してもいいか?」 「え、ええっ?」 麻奈実は目を丸くして、手にしていたシャープペンをテーブルの上に落とした。 「お前のマンコに俺のチンポを突っ込んでいいかって聞いてんだよ」 「ば、ばかっ、きょうちゃんのバカっ」 俺は顔を真っ赤に染めて離れようとする麻奈実を抱き寄せ、服の上から胸を揉んでサイズを確かめた。確かに桐乃より揉み応えがある。訂正、八十四か。 「わっ、わっ……」 自分のされていることが理解できないのか、麻奈実は目と口を大きく開け、俺にされるがままだ。さて、説得といくか。 「なあ、お前は俺とこの先も一緒にいたくねえのか?」 「でっ、ででっ、でもっ……」 狼狽えながらも麻奈実は俺の行為を拒まずにいる。決して嫌なのではなく、恥ずかしいだけだろう。付き合いが長い分、その心理状態は手に取るように判る。二人でいる時の視線や態度から、麻奈実が俺に対して幼馴染以上の感情を抱いているのは確実だ。とすれば桐乃同様、段階を踏めば堕とすのは容易い。 「相手がお前だから、お前のことが好きだからしたいんだ。なあ、いいよな?」 誠実振った口調でそう言ってやると、僅かに身を竦ませた後、麻奈実はぎこちなく頷いた。 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第015回 俺を受け入れることを了承したものの、こんな場所では嫌だと麻奈実は言い出した。聞いてみると、もっと雰囲気のある場所なら例えラブホテルでもいいとのことで、要はムードのある場所での初体験を望んでいるらしい。気持ちは判らなくもないが、胸を揉み始めた時点から俺の陰茎は着々と準備を進めており、かと言って今からラブホテルに行くのも面倒だ。 「じゃあ、セックス以外のことなら、ここでもいいよな?」 「そ、それ以外って、な、なに?」 戸惑う麻奈実を前に、俺は手早く服を脱いで全裸になり、自らの勃起した陰茎を見せ付けるようにして扱き始めた。 「きょ、きょきょ、きょうちゃん?」 麻奈実は慌てて視線を逸らし、制服のスカートを握り締めた。 「何やってんだ、お前も早く脱げ。お前の身体に精液ぶっかけて、臭い付けすんだから」 「に、臭いって、そんな……」 「いいから早くしろ。ここで突っ込まれたいか? 俺は別にどっちでもいいんだぞ?」 「う、うう~、きょうちゃんのいじわる……」 文句を言いながらも麻奈実は制服を脱ぎ始めた。セーター、靴下、制服の上着、スカートと脱いでいき、真っ白なブラとピンクのショーツ姿になったところで、許しを請うように俺を見つめてきた。 「……こ、これじゃダメ?」 「当たり前だ。全部脱いで見せるんだよ。早くしねえと無理矢理マンコに入れちまうぞ?」 俺がそう言うと、麻奈実は全身を薄らと赤くしながら脱衣を再開した。ブラを取ってショーツに手をかけ、何度か首を振った後に思い切りよく下ろして足を抜き取っていく。裸になって一旦は腕で要所を隠したものの、やがて諦めたように溜息を吐くと、俺の前で直立不動となって全てを見せてきた。 「こ、これで、いいんだよね?」 麻奈実の言葉を受けて、俺は自慰をしながら観賞を始めた。それなりに豊かな乳房は碗型でふっくらと丸く、少しだけ桃色を帯びた乳首は勃起し始めているようだ。尻は大きいものの垂れ下がることなく張りを保ち、生え揃った陰毛は細く僅かに縮れ、室内灯の光を受けて淫靡な艶を放っている。 「ソファに座って足を開け。早くしろ」 拒否しても無駄だと思ったのだろう。麻奈実はソファに座るときつく目を閉じて顔を背け、俺の指示通り足を開いて淫裂を曝け出した。透明な液が微かに陰唇を濡らしている。俺は堪らなくなり、そこに亀頭を擦り付けた。 「ちょっ、きょうちゃん、やだっ、しないってっ」 「入れねえから、このままじっとしてろ。もう出そうなんだからよ」 先走り汁を秘裂に塗り付けながら膣口の位置を確かめ、そこに亀頭を固定する。 「出すぞ、麻奈実。処女膜にかけてやるからな」 「やだっ! 赤ちゃんができちゃうよっ!」 慌てて逃げようとする麻奈実を押さえつけようとしている内に、腰に力が入ってしまい、思い掛けず陰茎が膣内へと一気に入り込んだ。 「ひぎいいいっ! やだあっ! 痛いよおっ! ウソっ! 痛いっ! やだあああああっ!」 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第016回 そんなつもりはなかったにせよ、挿入した途端に俺は膣内に射精をしてしまい、それから麻奈実は虚ろな目をして喋らなくなった。よほどショックを受けたのだろう、呼びかけても返事どころか全く反応がない。一物を引き抜いて股間を拭いてやっている時でさえ、俺の方を見ようともせず、視線はどこか彼方を見つめたままだった。血と精液を拭ってから立たせてシャワーを浴びせ、服を着せてやっても様子は変わらず、完全に抜け殻となっていた。 俺は受付に行ってレンタル時間の延長をし、部屋に戻ってから改めて麻奈実に呼びかけた。数十分間、延々と名前を呼び続けていると、ほんの少しだけ瞳に光が戻り、麻奈実は無表情のまま俺を見つめてきた。 「……きょう、ちゃん?」 俺の名前を呟きはしたものの、相変わらず表情からは何の意思も感じられない。 「悪かった、麻奈実。そんなつもりじゃなかったんだ」 「……」 「本当に悪かった。ここで入れたりする気はなかったんだ」 「……もういい」 「よくねえよ、本当に悪かった。許してくれなんて言えねえけど、出来ることなら何でもするから。だから、しっかりしてくれ」 今回ばかりは演技とはいかず、俺は心底焦っていた。そんな俺と自分の服装とを麻奈実は呆けた顔で何度か見比べると、やがて薄っすらと笑みを浮かべた。正直、俺は麻奈実が狂ったのかと思った。それほど力なく悲壮な微笑だった。 「……しちゃったね」 「麻奈実?」 「……きょうちゃんとしちゃった」 「おい?」 麻奈実は変わらずに気の抜けた顔で薄く笑っていた。少しずつ正気に戻ってはいるようだったが、その様子は明らかにおかしく、俺は医者に連れて行こうと思い立った。まずはソファから立たせようと腕を伸ばしたしたところで、突然、麻奈実は俺にしがみ付き、肩を震わせながら泣き始めた。 「ひぐっ……きょうちゃん……ううぁ……きょうちゃん……うわあああああああああん!」
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http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1257382677/628-633 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第007回-1 妹の部屋は、俺の部屋のすぐ隣にある。昨年の春、桐乃が中学に上がったので碌に使っていなかったボロ和室を、わざわざ洋室にリフォームした部屋だ。俺自身は一度も入ったことがなかったのだが、桐乃に促され、俺は妹の部屋へと初めて足を踏み入れた。特に感慨はないが、妙に甘ったるい匂いがする。内装自体は俺の部屋とそれほど代わり映えしないが、腹の立つことに俺の部屋より広く、十畳くらいある。全体的に赤っぽいカラーリングで、ベッド、クローゼット、勉強机、本棚、姿見、CDラックなどが所狭しと置かれている。 俺は床に敷かれた猫の座布団の上に胡坐をかいた。 「で?」 「相談があるの。でも、バカにしないって約束して……」 言葉の内容と口振りから察するに、どうせエロゲのことだろう。 「別にバカになんかしねえよ。とにかく早く言いたいことを言え」 「ぜ、絶対? ほんとに、ほんと? ウソだったら許さないからね?」 「バカにしねえって言ってんだろうが。お前がそう感じたなら、その時は俺を好きにしろ」 そう言ってやると、桐乃は顔を赤らめた。 「す、好きにって、その、な、何でも?」 「殴ろうが蹴ろうが裸にして観賞しようが、お前の好きにしろ」 「は、裸って、う、うん、判った」 桐乃は恥らうようにそう言って、意を決したように壁の本棚の前まで歩いて行くと、二つある本棚の片方を手前に引っ張った。現れたのは洋室にはそぐわない襖だ。どうやら隠し収納スペースらしい。 「あたしが中学入って、自分の部屋を貰えることになった時、この部屋を洋室にリフォームしたじゃん? よく判んないケド、そん時の名残だと思う。約束だからバカにしないでね?」 念を押すように呟いてから、桐乃は襖を開けた。襖の内側は一見ごく普通の押し入れだが、そこに積まれていたのは濃厚なアニメやその他のグッズの数々だった。桐乃はその一部を手に取ると、俺の正面に座って目の前へと置いた。全部エロゲの箱らしい。タイトルの例を挙げると『いもうと観察日記』『いもうと妊娠』『妹汁』『いもうと中毒』『恋する妹はせつなくてお兄ちゃんを想うとすぐHしちゃうの』『妹でいこう!』『妹巫女・萌』等々、嗜好性がはっきりと判るラインナップになっている。こんなものを見せてどういうつもりだ? 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第007回-2 「・・・おい、色々と聞きたいはあるが、ひとまず無難な質問からにしておくぞ」 「うんっ」 桐乃は何故か上機嫌になっている。 「買うための金はどうした? こんなに買えるほどの金は持ってねえ筈だろうが?」 「ああ、言ってなかったっけ。あたし、雑誌の専属読者モデルやってるから。ほら」 取り澄ました顔で桐乃は言い、本棚から雑誌を取り出して放ってきた。見ると、それはティーン誌と呼ばれる類の雑誌だった。適当にページを開くと、雑誌のあちこちで見憤れた妹が流行最先端とかいう服を着てポーズを決めている。 「何だよ、お前、可愛いじゃねえか」 「ほんと?」 桐乃は身を乗り出し、俺の真意を探るように真剣な目で見つめてきた。まあ、可愛いと思ったのは本音だ。 「ああ、可愛い。でもよ、これ結構有名な雑誌なんだろ? お前、有名人じゃないのか?」 「別に、たいしたことないよ、こんなの」 そう言いながらも満面の笑みを浮かべている。どうも俺の褒め言葉が嬉しいらしい。 「ギャラとしてどのくらいの金を貰ってんだよ?」 「えーと、確かあ」 桐乃から返ってきた答えを聞いて俺は唖然とした。あまりにも高額だったからだ。中学生に与える金額ではない。だがまあ、それはいい。重要なのはそこではない。 「で、なんでお前、妹もんのエロゲばっか持ってんだよ?」 「……なんで、だと、思う?」 桐乃は床に手を着いて四つん這いになると、うっとりとした表情でにじり寄ってきた。頬を染め、息が少しだけ乱れている。そんな桐乃の様子に俺は調子が狂い、身の危険を感じて思わず後退った。 「……逃げないで」 そう言いながら近づいてくる桐乃を前に、尚も後ろに下がると背中が壁に着き、それ以上は逃げられない状態になった。そんな俺を見て 桐乃は思い詰めた表情になり、真剣な眼差しで真っ直ぐに見つめてくる。張り詰めた空気が周囲に満ち、やがて桐乃は何かを決意した様な顔で立ち上がると、そのままパジャマの上着の前ボタンへと手を掛けた。 「お、おい?」 俺の言葉に答えることもなく、桐乃は上着とズボンを脱ぎ捨てると、背中に手を回してブラのホックを外し、腕で乳房を隠したまま、それを床へ落とした。胸の肝心なところは見えないものの、ショーツ一枚のセミヌード姿だ。 「……きょ、今日はこれ以上見せられない。今は、これが限界」 「今日はって、お前」 「そ、その代わり、あたしが、その、してあげるから……」 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第008回 「じ、じゃあ、触るからね」 「ああ、頼む」 ベッドに腰掛けた俺が頷きながらそう言うと、桐乃は怯えながらも陰茎をそっと握り締め、事前に指示した通りに上下に扱き始めた。俺はズボンとパンツを脱いで下半身を露出させ、桐乃は先刻からショーツ一枚で相変わらず胸を片腕で隠したままだが、薄色の乳輪が見えていることには気づいていないようだ。 「……ど、どう?」 上擦った声で桐乃が聞いてくる。はっきり言えば下手糞な動かし方だが、俺の前に跪いて顔を赤らめながら一物を愛撫する様は、普段からは考えられない程の従順さだ。それだけでも気分がいい。当の桐乃も自分の行為に興奮しているようで、息が荒く、ぼんやりとした表情をしている。多少は褒めておくべきか。 「ああ、気持ちいいぞ。けど、もう少し手の動きを速くしてくれ」 「う、うん、判った」 俺の指示に従う桐乃はどことなく嬉しそうだ。試しに俺はその頬をそっと撫でてみた。桐乃は擽ったそうに首を竦めたが、抵抗もせず、嫌がる素振りもない。これならもう少し言いなりになりそうだ。 「やっぱり胸、見せてくんねえか?」 「そ、そんなの……」 僅かに目を伏せながら、困ったように桐乃が言う。だが、もう一押しすればどうにかなりそうでもある。ここは褒め殺しといこう。 「お前の可愛い胸を見て出してえんだよ。な、見せてくれ」 「か、可愛いって、見たことないくせに……」 「お前の胸だろ? 乳房も乳首も乳輪も可愛いに決まってんじゃねえか」 そう言って再び頬を撫でてやると、桐乃は照れたように笑いながら下唇を噛み、微かに身じろぎした後に、小さな声で問いかけてきた。 「そ、そんなに見たいなら、見せてもいいけど。条件出してもいい?」 「いいぞ、言ってみろよ」 「その、キ、キスしてもいい? それなら見せても……」 冗談だろうと思ったが、桐乃は真顔だ。縋るような眼差しで瞳を潤ませている。どうやらと言うか、やはりと言うか、こいつは俺との関係を疑似体験するために妹物のエロゲを買い漁っていたらしい。それならそれで話が早い。こんなに素直にねだってくるなら、御褒美にキスくらいは与えてやろう。 「いいぞ。その代わり俺にも条件がある。後は自分でやるから胸に精液をかけさせろ。出した後に俺の方からキスしてやる」 桐乃は俺の言葉に微笑むと、躊躇することなく胸を隠していた腕を退けた。乳房は少女らしく少しだけ上に張りながらも丸みを帯び、その先の可憐な乳首は小さく愛らしく、桃色というよりも肌の色を濃くしたように薄っすらと赤い。俺は堪らずに陰茎を扱こうとしたが、桐乃は手を離さず、そのまま愛撫を続けている。 「おい、後は俺がやるから」 「お願いだから、あたしにさせて。出す時は胸にかけていいから」 嘆願するように桐乃は言い、乳房を露出させたまま身を乗り出してきた。いつの間にか手の動きからぎこちなさが抜け、俺の陰茎は限界が近い。 「もう出そうだ」 「ど、どこに出すの? あたしはどうすればいい?」 「チンポの先に乳首押し当てろ、どっちのでもいいから。そのまま出す」 「わ、判った」 指示通りに桐乃は身を屈め、左の乳首を亀頭に強く押し当てた。硬く柔らかい乳首の感触を楽しむ間もなく、俺はそのまま精液を放ちながら、桐乃の顎に手を添えて唇を奪った。 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第009回-1 「ほら、じっとしてろよ」 「だって、恥ずかしいし、くすぐったい」 俺にティッシュで乳房を拭かれながら、桐乃は顔をしかめて見せた。未だ息は荒く、乳首は僅かに勃起している。乳房は張りがありながらも心地いいほど柔らかく、今さっき射精したばかりだというのに俺の陰茎はまた勃起し始めている。このまま行為を終わらせるのが惜しくなり、俺は桐乃に問いかけた。 「なあ、桐乃?」 「……なんか、名前で呼ばれるの久し振り」 幸せそうに笑いながら、桐乃は上目遣いでじっと俺を見つめてきた。この分なら事前に許可を得なくてもどうにかなりそうだ。俺は桐乃の身体を引き寄せ、もう一度唇にキスをした。同時に精液を拭き取ったティッシュをベッドの上に落とし、左乳房を下から押し上げ、そのまま優しく揉んでやる。 「んむっ……ひょっ……むうっ……ひょっほ……んんっ……ひょっほ待っへ……」 突然の行為に桐乃は驚いて目を見開き、止めさせようと俺の身体を押してきた。だが、本気で拒んでいるわけではないようで、その力は弱弱しい。足らない覚悟を後押ししてやるべく、俺は桐乃の口の中に強引に舌を挿し入れた。口腔を荒々しく舐めまわし、舌を絡め取って唾液を味わい、俺の唾液を無理矢理飲ませてやる。併せて乳房を揉む手に徐々に力を込め、合間に乳首を指先で擽ってやると、桐乃は気持ちよさそうに目を閉じて一切の抵抗をしなくなった。 「あんまり怖がんな。お前のことを気持ちよくさせてやりてえだけだから」 唇を離してそう言うと、桐乃は虚ろな目で頷いた。俺は手早く上着を脱いで全裸になると、再び桐乃を抱き寄せてベッドの上へと押し倒した。首筋に舌を這わせながら乳房への愛撫を再開すると、桐乃の口から切ない吐息が漏れ始め、身体を移動させて右乳首を口に含んだ途端、それは確かな喘ぎ声となった。 「んあっ……そんな……はあっ……恥ずかしい……はうっ……そんなぁ……んくっ……」 身体を小さく震わせながら、桐乃は俺の背中に手を回し、そこにいるのを確かめるように何度も何度も背中を擦ってくる。俺は仄かに甘く感じられる尖った乳首をしゃぶりながら、乳房に当てていた手を徐々に下げていった。腰、太腿を経て下着の上から恥丘を撫で、ゆっくりと下着の中に入れて薄い陰毛の触感を確かめ、局部をそっと手のひらで包んだ瞬間、桐乃は大きく身体を跳ね上げた。 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第009回-2 「んんああっ……んうっ……はあぁ……んんっ……く……ふぅ……あ……はぁ……う……」 内腿を小刻みに引きつらせているところを見ると、どうやら軽い絶頂を迎えたらしい。手で包んだ恥部にもほんの少しだけ湿り気があるようだ。俺は我慢できなくなり、強引に足を広げさせてその間に座り込むと、桐乃の局部をショーツの上から舐め上げた。 「はんんあっ……そこやだっ……んふうあっ……やだよおっ……はんんぁ……止めてぇ……」 桐乃は暴れ始めたが、俺は蹴られないように太腿を抱え込み、そのままショーツの脇から中へと舌を侵入させた。微かに濡れた淫裂を舌先で押し広げ、膣口を直接舐めてやる。更に舌を挿し込んで膣内を味わい始めると、桐乃は諦めたように身体から力を抜き、俺にされるがままとなった。 「はうんうあっ……やだやだあぁ……んくふうあっ……恥ずかしいよぉ……」 言葉では拒みながらも、腰をガクガクと震えさせ、愛液は少しずつ粘液状のものになっている。俺は手早く桐乃のショーツを剥ぎ取ると、先走り汁に塗れた亀頭を濡れた膣口へと押し当てた。 「今からお前を俺の女にしてやる」 「えっ? ちょっ、それはダメっ」 性交までは許す気がなかったらしく、桐乃は俺の言葉に青ざめ、怯えた表情で何度も首を横に振った。力の抜けた手で抗おうとするが、抵抗にすらなっていない。俺は桐乃の両手をベッドに押さえつけ、ゆっくりと挿入を開始した。 「んくひっ……痛っ……ひんっ……ヤダっ……うあっ……ヤダあぁ……」 本気で嫌がる桐乃を尻目に挿入を続けると、途端に亀頭の先に強い抵抗感を感じた。どうやら処女膜らしい。俺は陰茎に力を込め、それを少しずつ少しずつ押し広げていく。 「ひううあっ……痛いぃ……んくうあっ……痛いよぉ……くっひいっ……止めてよぉ……」 涙を流しながら桐乃は拒絶してきたが、ここまでした以上、途中で止める気などはない。俺は再び桐乃の口の中に強引に舌を挿し入れ、その声を塞ぎながら腰を前に突き出していった。 「むぶぐぅ……もごぶもっ……んむぐっ……おむぶもっ……むぶごっ……んもむっ……」 やがて陰茎は根元まで膣に侵入を果たし、俺はそのまま腰を振り始めた。桐乃の膣内は背筋が震える程に心地よく、亀頭の先に当たる硬い子宮口の感触も堪らない。夢中で抽送を続けていると徐々に一物に限界が近付き、俺は桐乃の抵抗が弱まった頃合を見て唇を離すと、その耳元で囁いてやった。 「このまま中に出すからな。おら、受け取れっ」 言い終わると同時に体内に精液をぶち撒けてやると、桐乃は信じられないものでも見たかのように大きく目を見開き、横に首を振り続けながら叫び声を上げた。 「嫌っ、嫌ああっ、嫌あああああああっ!」
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http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1257382677/720-725 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第022回 「で、アスカは今、誰に何をされてんだ?」 「んふあぁ……身体を縛られてぇ……あふうぁ……兄さまにオチンポをぉ……はうあぁ……オマンコに入れられてるぅ……ふうあぁ……お尻に指もぉ……うふあぁ……入れられてぇ……」 俺の部屋のパソコンデスクの前、桐乃は椅子に腰掛け、下半身を露出したまま大きく足を開いている。右手でマウスをクリックし、秘所に当てた左手を絶え間なく動かして、ゲーム中継をしながらの自慰中だ。桐乃の陰唇は色素の付着もほとんどなく綺麗だが、その慣れた手つきを見ると以前からエロゲで自慰をしていたことは明らかだろう。俺はデスクの下に座り、陰茎を扱きながらその様子を見ている。桐乃は秘裂を撫で、陰核を弾き、今では一本の指を膣内に取り込んでGスポットを擦っているようだ。薄い陰毛は艶やかに濡れそぼっている。 「アスカは何て言ってんだ? お前が台詞を読んでみろ」 更なる淫語を桐乃に覚えさせる為、ゲームはキャラクター音声をオフにしてある。 「はうはあぁ……アスカは兄さまのメス犬ですぅ……うくふあぁ……子宮をえぐって孕ませてくださいぃ……淫乱マンコをぉ……あはふあぁ……もっと虐めてくださいいぃ……」 「で、お前はそれが羨ましいんだろ? お前も俺に同じことされたいんだろ?」 「くふふあっ……されたいよぉ……あんんふあっ……されたいのしてえぇ……」 桐乃は嬌声を上げながら腰を前にずらし、俺の前へ陰部を近づけて自慰を見せ付けてきた。秘所を触って欲しいのだろうが、折角の機会だ。俺は左手の小指を桐乃の尻穴に当て、少しだけ中に挿し入れた。第一関節まで入れた状態で、腸壁を擽ってやる。 「ひゃうああっ……そっそこお尻ぃ……んふひうあっ……お尻の穴だよおぉ……」 「アスカもこうされてんだろ? お前も同じことされて嬉しいよな?」 「はふひうああっ……嬉しいよおぉ……んくひふうあっ……アスカとおんなじぃ……」 余程尻穴が気持ちいいのか、桐乃は何度も大きく足を開閉させながら腰を上下に動かし始めた。前に動けば膣内の自分の指、後ろに動けば腸内の俺の指に刺激され、爪先を反らせては恍惚の表情を浮かべている。俺は入れた指をそのままに椅子を押し下げ、机の下から出て桐乃の膣に陰茎を突き入れた。腰を動かしながら桐乃の腸内に小指を少しずつ埋没させていく。 「はくひゃああっ……アスカとおんなじぃ……んくはうあああっ……お尻にも入ってくるうぅ……あふあひうああっ……ダメこれダメぇ……うはあひああっ……気持ちよ過ぎるうぅ……」 「ほら、桐乃。アスカの台詞を自分に合わせて言ってみろ」 「んはんはああっ……桐乃はメス犬ですうぅ……ひくあひああっ……えぐってオマンコぉ……ふわふひああっ……淫乱オマンコおぉ……あふあひああっ……オマンコ虐めてぇ……」 恍惚とした表情で俺にしがみ付きながら、桐乃は腰を淫らに動かし始めた。熱く濡れた膣内の蕩けるような感触に、俺も射精を我慢しきれそうにない。 「出すぞ、桐乃」 「あひふあはあっ……出して出してぇ……んくひうはあっ……あたしももうイくうぅ……」 「ほらよ」 「ふおあはあっ……きたきたきたぁ……んあふあはあっ……熱いのがきたぁ……くっはふああっ……イくイっちゃうイきそおぉ……イくイくイくうっ……オマンコイくうはあああっ!」 桐乃の絶頂の叫び声と共に、その尻穴は俺の小指を根元まで呑み込んだ。 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第023回 桐乃の絶頂後に一休みすると、今度は俺が椅子に座ることにした。裸の桐乃は俺の膝の上、背面座位の格好で秘所を貫かれながら懸命に『マゾ妹奴隷アスカ』をプレイし続けている。腰を振ることを桐乃に禁じた上で、トゥルーエンドを迎えないと俺も動かないと言ってやった為だ。時々触れてやる乳首と陰核は限界まで膨張し、膣内も物欲しそうにヒクヒクと動き続けてはいるが、一切考慮してやるつもりはない。桐乃は要所要所でデータをセーブし、途中からテキストの表示速度や未読スキップなどの設定も変え、本気で攻略を始めている。 「んくはぁ、なんでよぉ、あんんぁ、なんでこの選択じゃ、んんあぁ、ダメなワケぇ?」 「またそっちかよ。ほれ、罰だ」 バッドエンド時には片乳首と陰核を十回だけ指先で擦ってやることに決めてある。どんなにねだられても決してそれ以上はしてやらない。 「あふああっ、ねえもうダメぇ、はうああっ、しようよぉ、ふはああっ、してよぉ」 「ほれ、早くロードしろ。チンポが萎えたら引き摺り出して俺は寝ちまうからな」 「んんあぁ、判ったからぁ、はうあぁ、少し待っててよぉ、うはあぁ、またここからぁ?」 焦らされ続けて半目になりながら、桐乃はキーを操作して既読文章を早送りしていく。 「はんあぁ、こ、ここの選択はこれでぇ、うふあぁ、こっちは違うからぁ、くふあぁ、これかなぁ、あはあぁ、なにこれぇ、んくんっ、兄さまって変態じゃないのぉ」 「おいこら、俺に言ってんじゃねえだろな?」 「んふあぁ、違うってば、ふああぁ、アスカの兄さまだってばぁ、んくあぁ、兄さま鬼畜ぅ」 身を乗り出してゲーム画面を見てみると、件の兄さまはアスカの膣内に小便をしているようだ。俺も今すぐそうしてやろうかと思ったが、自室を汚すのも気が引ける。また今度にしておこう。 「んはくぁ、これで後はぁ、んんあぁ、これでどうよっ、はうあぁ、え? 当たりぃ?」 画面が後日談らしきものに切り替わったところを見ると、どうやら無事にエンディングを向かえたらしい。桐乃は嬉しそうに背中を押し付けてきた。 「んはあっ、早く早くぅ、ふああっ、攻略したんだからぁ、んんあっ、早く動いてよぉ」 「最後にスタッフロールがあんだろうから、それが終わったらだ。スキップは禁止な」 桐乃の両乳首を軽く摘みながら、俺は優しく言ってやった。 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第024回 「んっ、私がまだ若く、今よりも心が傷つきやすかったころ、あっ、ちっ、父が私に……」 「ちゃんと読めよ。出題範囲なんだから」 「ふぁ、ち、忠告し、してくれたことがある、はぁ、そ、それ以来そのことが、うぁ、心から去らな……、んあっ、きょうちゃん、んんっ、ちゃんと勉強しようよぉ」 教科書を音読していた麻奈実が困り顔で言ってくるが、俺は顎をしゃくって続きを促した。先日のラブホテルの別部屋のベッドの上、二人とも既に全裸だ。まだ交わってはいないが、俺は麻奈実を正面から膝の上に抱え、背筋を何度も撫で上げ続けている。 「はうっ、こ、心から去らない、ふあっ、だ、誰とは限らないが、くうっ、もう無理ぃ」 「お前、本当に身体中敏感なんだな。もうマンコ濡らしてんのか?」 確認の為、麻奈実の陰部に手を当ててみると湿っている。俺は秘裂に指を這わせて愛液をすくい取り、濡れた指先を当人の目の前に差し出してやった。 「へぇ、こんなんで濡らしてんだ、お前」 「やだやだ見せないでよぉ、きょうちゃんのいじわるぅ」 麻奈実は真っ赤な顔を教科書で隠して俯いた。その動きに合わせて乳房が揺れるのを見て、俺は辛抱堪らずに素早く陰茎を握って麻奈実の膣へと挿し入れた。 「はあうううっ、きょ、きょうちゃん、んくあっ、そんな、はんあっ、いきなりいっ」 「教科書読めねえんだったら、腰ぐらい振ってみろ。俺は動かねえから」 「えっ、ええっ? わ、わたしがするの?」 「この前、俺がたくさん振ってやったろ? 今度はお前が振れ」 「は、はうう……」 情けない声を出しながらも、麻奈実はぎこちなく腰を動かし始めた。前後に揺らして陰核を押し付けてくる桐乃の動かし方とは違い、ただ上下にばかり動かしている。桐乃は陰核が一番の性感帯のようだが、麻奈実は膣奥がそうなのかもしれない。 「はああっ……きょうちゃあん……んふあっ……どうお? ……あくうっ……気持いいぃ?」 「もう少し早く、チンポももっと奥まで咥え込め」 「うはあっ……判ったぁ……んっくはあっ……これでいいかなぁ……あはうあっ……これってぇ……くふあうっ……これってぇ……」 「言いてえことはちゃんと言え。この前、言葉も教えたろ?」 「うあはあっ……オマンコが気持ちいいのぉ……んくひあっ……きょうちゃあんっ……はんふあっ……オマンコ気持ちいいのぉ……ふくんうぁ……わたしのオマンコがあっ……」 俺の首に腕を回して背を反らせ、麻奈実は徐々に腰の動きを速めていく。愛液を溢れさせているが故に、俺と繋がった陰部からは下品な音が鳴り続けているが、それさえも気にせず快感に酔っているようだ。桐乃にはそれなりの時間と回数が必要だったが、どうも麻奈実には元から床上手になる素質があるらしい。なんて楽な女だ、幼馴染でよかった。 「そろそろ一回出すけどな、そのまま腰を振り続けてろよ? お前がイっても絶対に休むな。俺が三回出すまではこのままだ」 「はううあぁ……そんなの無理だよぉ……ひううあぁ……おかしくなっちゃうよぉ……んうあふぁ……わたしももうダメえぇ……くふふあぁ……オマンコ気持ちいいぃ……」 「駄目だ、絶対に休むな。それと、俺が出す前のおねだりはどうした?」 「んああふあっ……麻奈実のオマンコにぃ……ひあひうはあっ……中出ししてくださいぃ……あうひはああっ……オチンポ汁でぇ……くふんうああっ……オマンコ汚してくださいぃ……」 「よし」 麻奈実の腰を抱えて陰茎を根元まで押し込み、精液を膣奥へ浴びせてやる。 「んむひはああっ……きょうちゃんの出てるうぅ……あふひはうあっ……中に出てるぅ……はふうあはあっ……わたしもきちゃうよぉ……んくひっ、あっあっ、ああっ、オ、オマン、コ……イ……く……オ、オマンコいくうううううう!」 下半身を淫らにうねらせながら麻奈実は高みへと昇り詰め、やがてぐったりと俺に凭れ掛かってきた。その尻を軽く叩いて、俺は継続を要求した。 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第025回 日曜日。桐乃の友人が遊びにくるというので、俺もリビングでの会談に参加させてもらうことにした。インターネット上の『オタクっ娘あつまれー』と言うコミュニティの仲間で、エロゲやアニメのことを学校の友人たちに内緒にしている桐乃は、以前からネット上で同好の士と連絡を取り合っていたそうだ。来るのは仲間内の近場に住む二人で、俺とは初対面になると言う。恐らく桐乃がアニメのDVDケースにエロゲを入れたのは、この友人たちの家に持って行くつもりでいたからだろう。桐乃は困り顔をしていたが、俺としても見知らぬ女二人と知り合いになれる機会を逃す気はなく、半ば強引にリビングのソファの上に陣取った。もちろん相手が可愛ければ、いずれ桐乃の協力を得て犯すつもりだ。 やがて約束の時間となり、流石にコミュニティ名が『オタクっ娘あつまれー』というだけあって、やって来たのは二人のオタク少女だった。 まずは一人目。沙織・バジーナと名乗った少女は十五歳の中学三年生とのことで、頭にバンダナを巻き、ぐるぐる眼鏡をかけ、チェック柄の長袖シャツの裾をズボンに入れ、丸めたポスターを挿したリュックサックを背負うという典型的なオタクの格好をしていた。更に会話中、自分のことを拙者と言い、言葉の末尾にはゴザルとか付けてくる。だが、出るところは出ている。麻奈実以上に大きい胸と尻が服装と喋り方のせいで台無しだ。機会があれば裸に剥いてみてもいいが、俺的には早急にどうにかしたいと思える相手ではなかった。 二人目。黒猫と名乗ったゴスロリ服を着た少女は、同じく十五歳の中学三年生。前髪を揃えた長い黒髪、真っ白な肌、切れ長の瞳、左目目の下に放きぼくろという和風美少女だった。どうも服はコスプレの一環らしく、所々に変な飾りが付けられ、当人も赤いカラーコンタクトを嵌めていた。他人を見下すような発言や痛々しい言動があるものの、少なくとも外見は俺の好みだ。加奈子の次には黒猫をどうにかしてやりたい、と考えたのは当然だろう。 二人の少女は本名を名乗らず、沙織は桐乃のことも『きりりん』氏というハンドルネームで呼んでいた。俺は自分から話しかけることはせずに、問いかけられれば答える程度でしか会話に加わっていなかったのだが、大凡の人間関係は把握できた。桐乃と黒猫は嗜好性の違いから反目しながらも内心では互いを認め合い、沙織は時に調停役となって二人のその関係を温かく見守っているらしい。 話題は当初からエロゲや同人誌など一般的にはハードルが高いものだったが、アニメの話になった途端、桐乃と黒猫の口喧嘩が始まった。 「ふ、バトル系魔法少女なんて、いまさら流行らないのよ。あんなのは超低脳のお子様と、萌えさえあれば満足する大きなお友達くらいしか観ない駄作。だいたいね、視聴率的にはそっちが裏番組でしょう? くだらない妄言はやめて頂戴」 「視聴率? なにソレ? いい? あたしが観てる番組が『表』で、それ以外が裏番組なの。コレ世界のしきたりだから覚えておいてね? だいたいアンタ、以前から裏番組のオサレ系邪気眼厨二病アニメに夢中で、一度もメルル観てないでしょ。あーかわいそ! アレを観てないなんて! 死ぬほど燃える押入歌に合わせてメチャクチャぬるぬる動くってーの! キッズアニメなめんな!」 「あなたこそ口を慎みなさい。なにが厨二病アニメよ。私はね、その漢字三文字で形成される単語が死ぬほど嫌いだわ。ちょっとそういう要素が入っているというだけで、作品の本質を見ようともせずにその単語を濫用しては批判する蒙昧どももね。あなたもそんな豚どもの一匹なのかしら?」 桐乃の好きな『星くず☆うぃっちメルル』は黒猫の好きなアニメと同じ時間に放映されているとのことで、お互い自分の見ている番組の方が良いと譲る気配がなく、俺は困惑して残りの一人に視線を移した。が、こんなことは日常茶飯事のようで、まだ自分の出るような事態ではないとでも思っているのか、沙織は涼しい顔で出されたジュースを飲んでいた。仕方なく俺は仲裁に入ろうとして、迂闊にもオタク相手だということを忘れて言い放ってしまった。 「お前ら、たかがアニメで喧嘩してんじゃねえよ」 「たかがアニメ?」 「……少し議論する必要がありそうね」 桐乃と黒猫に同時に睨まれ、その後の説教と各アニメの解説は三時間ほど続いた。 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第026回 夜になって沙織と黒猫が帰ると、俺はいつも通りに桐乃と夕食を取り、風呂に入ることにした。脱衣所で桐乃の服を脱がせ、俺の服を脱がさせる。互いに裸になったとは言え、こんなことにはもう慣れた。特に興奮することもなく洗い場の風呂椅子に座り、桐乃を正面に跪かせて新たな調教の開始だ。 「今日は俺の身体中、お前が舌で綺麗にしてくれ。但し、チンポとケツ穴は舐めなくていい」 「えっ? オチンポ舐めなくていいの? ほんとに?」 信じられないとでも言うように桐乃は目を丸くした。二人きりになってからは甘えた口調に戻っている。 「舐めたいか?」 「うん、舐めたい」 「お前が上手く出来たら舐めさせてやる。始めろ」 桐乃は二つ返事で頷いて、俺の顔から首、爪先まで丹念に舌を這わせてきた。蕩けるような舌使いで、時に俺の乳首を吸い、足の付け根の臭いを嗅ぎ、それだけで秘所を濡らしている。献身的な愛撫を受けて、俺の陰茎も完全勃起状態だ。 「じゃあいいぞ、チンポ舐めても。そうだな、挨拶してみろよ?」 陰茎と椅子に面した尻以外の場所を舐めさせた後、俺は優しく言ってやった。 「うんっ。オチンポ舐めて綺麗にしま~す、んれろっ、んろっ、えろれっ、んちゅっ、はぷっ」 一心不乱に陰茎を舐める桐乃は完全に俺の奴隷だ。そう思うと正直、桐乃のことが心から愛しく感じられる。そして愛しいと思う分だけ、もっと調教してやりたくもなる。 「すっかりチンポしゃぶんのが上手くなったな。気持ちいいぞ、桐乃」 「んれろっ、んっ、嬉しい、じゃあもっと気持ちよくしたげるから、あむっ、んろれっ」 桐乃は蕩けた笑みを浮かべながら、カリ首に強く舌を這わせて恥垢をこそぎ取っていく。そんな姿を見ている内に不意に胸が痛んだ。罪悪感だろうか? 俺は自分の妹を隷属させることに罪を感じているのだろうか? 確かに今の桐乃は可愛い。恋人として常に優しく接してやってもいい。以前の傲慢な態度も、俺への照れ隠しだったと思えば許してもやれる。そんな意識に満たされそうになり、俺は頭を振って一連の考えを追い払った。桐乃を犯したことで性欲の制御が効かなくなっていたとは言え、麻奈実の事もある。今更善人の真似事などしても仕方ない。ここまでして来た以上は後戻りなどせず、桐乃も麻奈実も加奈子も黒猫も、気が向けば沙織も他の女も、全部犯し尽くしてやる。快楽と恐怖と偽りの愛情を餌にして、全て隷属させてやる。俺は桐乃から陰茎を取り上げ、椅子を立って背を向けた。 「次はケツ穴を舐めろ。初めてだからって手を抜くなよ?」 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第027回 翌週の火曜日の放課後、俺は男友達で級友でもある赤城の家に遊びに行くことにした。赤城が中学三年生だという自分の妹のことを「世界でいちばん可愛い」と常日頃から言い張るので、一度見てやろうと思ったからだ。リビングで紹介されたのは、既に学校から帰宅していた瀬菜という名前の眼鏡をかけた少女で、若干気が強そうではあるが、赤城の言う通りなかなか可愛い巨乳娘だった。聞けば十五歳ということで、沙織や黒猫と同じ齢、同学年でもある。知り合いか聞いてみたかったが、俺は沙織と黒猫の本名を知らず、それは断念することにした。 初対面ということで互いに挨拶をし、三人で他愛無い話をしている途中、俺は瀬菜の態度がおかしいことに気付いた。何度も俺と赤城とを見比べ、何かを想像しているような遠い目をしたままニヤニヤと笑っている。脳が腐っているのかとも思ったが、話す口調は理知的だ。放っておくのも何なので、俺は当人に直接尋ねてみることにした。 「えっと、瀬菜ちゃんさ、どうかした?」 途端に瀬菜は真顔になった。様子が一変し、元の態度に戻っている。 「……何がですか?」 「いや、何か、様子が変だったから。顔つきとか」 「元からこういう顔なんです」 瀬菜は毅然とした口調で言ってきた。 「あ、ごめんな。別に、馬鹿にしてるわけじゃなくて……」 そう言って俺は謝り、また三人で会話を続けていると、先刻同様に蕩けた顔で「えっへっへ」と瀬菜が笑っていたりする。だが、俺の視線に気付くと我に返ったように、また冷静な話し振りへと戻る。赤城の方を見ても特に瀬菜の豹変振りを気にしている様子はなく、もしかしたら身内以外には言えない特殊な病気なのかもしれない。もしそうならば可哀想とは思うが、正直に言えば気味が悪い。伝染性がないことを祈りつつ、急用を思い出した、と言って俺は赤城宅を辞した。
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http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1266820218/34-36 俺の幼馴染がこんなに不人気なわけがない それから日中の授業はどうにも集中できず時間だけが流れ、とうとう放課後となってしまった。普段から特別集中しているわけではないが、今日は授業中にいつ麻奈実が来てもウェルカムな対応が出来るよう身構えていたのだ。 と言っても、特別な対応が出来たわけでもなければ、それをしようとも思っていない。 ただ数日振りに、いつもと変わらぬ俺らの普通の会話をしようと考えていた。 たまたま同じ日から休んで、たまたま同じ日数だけ欠席し、たまたま同じ日に登校してきたとしても、お前はきっと「すごい偶然だよね~」と、ほんわかな微笑みを浮かべながら言って、その後はいつもと変わらぬ取り止めも無い会話が始まっている。 お互いに何で休んでたのか話して、きっとまた無茶な行動に出てた俺を麻奈実が笑い、きっといつもと変わらぬ他人からしたらどうでも良いようなことで休んでいたであろう麻奈実を俺が笑い、じゃあ今度授業を休んでいた間の穴を埋めるため勉強会を開こうと話をしていただろう。 それが俺と麻奈実のいつものパターン。きっと俺たちが死ぬまでこの穏やかな流れは変わらない。 一時間目からじゃなく授業の途中から遅刻でも良いから来てほしかったのだが、どうやら麻奈実は本日も欠席らしい。 休み時間には麻奈実の携帯に何度も連絡を入れたのだが電話が繋がる気配は無い。 帰りのホームルームの終了後担任をつかまえて聞いてみたところ、麻奈実の欠席理由は体調不良だそうだ。 うちの担任は朝の出欠確認で欠席者の名前は点呼するが理由まで皆に伝えることはしない。 なんだちくしょう、赤城の心配そうな表情は俺が家庭の事情で休んでいたからじゃなく、単純にお前の誇大妄想で俺と麻奈実の関係がどうなったかが気になって仕方が無かっただけかよ。俺の喜びと感動を返せコノヤロー! しかしながら、そうなると今日の放課後の予定を大幅に変更する必要がある。 もし麻奈実が途中からでも来てくれれば、放課後はゲーム研究会に顔を出すつもりだった。 俺の出来ることは黒猫と瀬菜の間に入って二人の創作物の小さな手伝いをするぐらいのことだが、ちゃんと入部届けを出している正式な部活なので、一応短期の休暇を取った後は顔を出しておくべきだろう。 だが麻奈実の欠席理由が体調不良となれば俺はそちらにも行かねばならない。ただでさえ日曜を挟んでまで学校を病欠するほどの風邪を引いたのに、俺は一回も麻奈実のお見舞いに行けていないのだから。 お見舞いに行けなかった理由が、アメリカに行っていたからなどというぶっ飛んだ内容であることを麻奈実は知らないし、なぜ来てくれないのだろうと不安になっているかもしれない。 まぁ麻奈実のことだから、お見舞いに行ったら行ったで「風邪がうつるから来なくて良かったのに~」と、俺に気をつかいっぱなしの状態になったかもしれんが。 正直なところ休み時間にかけた電話の返事がないのも気になる。ただの偶然なら良いが、電話に出る余裕も無いほど麻奈実が衰弱している可能性も捨てきれず心配で仕方無い。 もし本当にそうだったら、俺はアメリカの出発と同じタイミングで麻奈実を襲った間の悪い病原菌を全力で罵倒し、駆逐方法を模索しウィルスとの戦争に取り掛かるだろう。戦争だ、一心不乱の大戦争だ。 とにかくこうなれば麻奈実の家には何が何でも行かねばなるまい。 だがゲーム研究会の方も何らかの挨拶だけはしておこうかとも考えている。 はてさてどうしたものか。 麻奈実が気になるので一秒でも早くどちらかの行動に移りたいのだが。 そんなことを考えながら教室の机で帰りの支度をしていたとき、俺はふと誰かの視線を強く感じた気がした。 なんだこれは……背中にひしひしと伝わってくるこの熱視線。まさか俺のマイ・スイート・エンジェル・あやせたんがわざわざお疲れの俺を癒しにきてくれたのか! よっしゃあやせたんが癒してくれれば、桐乃のどんな命令だって全力全開で取り組めるぐらいまで体力が回復するぜフヒッサー!! などと実にくだらない寸劇を頭の中で繰り広げながら、ふと視線を感じた教室の後ろのトビラの方に振り向いてみると、そこには俺の方をうつむき加減のジト目で睨んでいる黒猫の姿があった。 「…………よう」 「…………っ」 黒猫と俺の目と目が合う。俺がゆっくりと片手をあげて挨拶する。一瞬の間を置いて、黒猫が顔を赤らめながらぷいっとそっぽを向いてしまった。 ぬわー。これは……俺は一体どう対応すれば良いのだろう。黒猫の例の『呪い』を受けてからこうしてあいつと直に会うのは、空港でやつが桐乃の帰りを待ちわびていた昨日を加えて二回目だ。 しかし昨日は桐乃の帰国ということもあってそれどころではなかったが、今こうして冷静に対峙してみると何とも言えぬ恥ずかしさがこみ上げてくる。 そこ、ヒューヒューだの何だの囃し立てるんじゃねぇ! ……えぇ? 誰も何も言ってないって? ……こらそっちの傍聴席! 黒猫フラグキタコレとか言って盛り上がるんじゃない! ……はい? みんな静かにしてるだと? …………だぁぁぁぁぁああああああああああああああ! 何か言えよ盛り上がれよ騒ぎ踊り狂えよ! そんな固唾をのんで見守るんじゃねぇ! 冷やかされるより恥ずかしいじゃねぇかゴラァ!! くっ……し、しかしだな。こ、ここはお、俺が勇気を出す場面だろうよ。そうだ、まったくもってそうだ。 平穏な日々を暮らす平凡な一男子高校生に、あんな厄介な『呪い』なんてかけてくれやがってよう。俺がへこたれたら身体中から出血する『呪い』だと? 怖くて怖くて即日アメリカ行きだったんだぞ。 そんな悪いことする猫には俺からしっかりとしたしつけが必要だ。 机の中にあった残りの教科書を無造作に学生カバンへ詰め込むと、俺は威勢よく闊歩して黒猫の眼前に立つ。 ああちくしょう、勢いよく近づいてきた俺に対してビクッと震えるあたかも子猫のような姿が可愛いぜ。一気に俺の心にあった勇気が吹き飛んでって、残ったのは緊張だけじゃねぇか。 「……ぉ、おぃクゥロネコォ」 「な、なにかしら……」 おうおうおう。いつも言いなれてる黒猫のイントネーションすらおかしくなってるぜ。 まるでとある警部をおちゃらけて呼ぶときの大怪盗三世のようだぜとっつぁ~ん。 黒猫のやつはいつもの低い声を頑張って出しているが、明らかに逸らしたままの視線が泳いでやがる。 「……いや、あのな」 「…………」 だぁくそ二の句がでねぇ! 当たって砕けたとはまさにこのことか! せっかく勇気だして踏み出した一歩も、踏みしめた先に1ミリも隙間無く地雷が埋められてたんじゃ意味が無い。 もはやそれは地雷原じゃなくて単なる地下爆薬庫だからね! 情けなくも俺が何も言えないこの状況を打開してくれたのは、実に可愛いらしい俺の後輩であった。 「の、呪いは……解けたわ、先輩。に、人間風情のくせに、なかなかやるじゃない……」 「お、おう……それぐらい当たり前だっつの」 「そ、そうね。ここはお見事とだけ言っておくわ。素直に喜びなさい」 「お、おう……フ、ヒッ、……フヒヒッて高笑いしといてやるぜ」 「ちょ、調子にのるんじゃないわよ! ……た、ただ一つだけ言っておきたいことがあるのだわ。その……せ、先輩には、今日部活に来てもらうと困るの」 「……えっと、そ、そりゃどういうことだ?」 「の、呪いの影響なのだわ。そ、そのせいで……と、とうぶん先輩と、普通に話すことができないの。だ、だから……部活のときいろいろとまずいわけ」 「……そ、そっか。それはまずいな。その影響とやらが無くならないとまずそうだな、うん。そういやさっきからやけに話づらいと思ったら、それが原因か」 「えぇそう、そうなのよ。で、でも明日ぐらいには、というか明日までには何とかなるよう今夜儀式をするから! だ、だから明日まで部活に来るのは待ってほしいの……。部長には私の方からうまく言っておくから」 「わ、わかったぜ。……じゃ、じゃあまた明日な」 「え、えぇ……また明日」 そう言いきると、黒猫はいじらしくも何かに驚いた猫のように素早く身を翻して廊下を走り去っていった。 さて、先ほどの恐ろしく無駄の多い文章をものっそい手短に要約するとしよう。 まだ恥ずかしくてお互いに話すのも間々ならないし、一日だけど日を置いてからじゃないと目も合わせられません。だから今日は部活に来ないで下さい。 うん、おそろしく簡潔にまとまった。実に的確な要約だ。 そうとなれば後腐れも無く麻奈実のお見舞いに行けるってもんだ。 あぁもう駄目だ、ここ最近こういった普通じゃないことの連続で、俺の身体は思わずオンドゥル語が飛び出してしまいそうなほどボドボドダ! やっぱし俺は普通が良い。あぁ、ますます麻奈実が恋しくなってきたぜ。 やれやれ。この調子で麻奈実の家に行ったら、逆に俺が疲れを癒されることになりそうだ。 一秒でも早くお前の顔が見たいぜ。出来れば風邪でうなされた寝顔ではなく、ほとんど治りかけの穏やかな顔で居てくれよ。
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http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1257382677/615-619 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第001-002回 学校から帰宅すると、妹がリビングで電話をしているところだった。 妹の名前は高坂桐乃。現在十四歳。近所の中学校に通っている女子中学生だ。 ライトブラウンに染めた壁の毛、両耳にはピアス、伸ばした爪にはマニキュアを塗り、端正な顔を入念なメイクで更に磨き上げ、中学生には見えないほど大人びた雰囲気をしている。背がすらっと高く、出るところは年相応にきっちりと出てもいる。 自慢の妹だと誇るつもりは全然ない。男友達からは羨ましがられるし、連中の気持ちが判らなくもないが、俺としては冗談じゃないと言いたい。何しろ見た目はいいが性格が最悪で、以前から俺のことを兄として扱おうとしない。仮に弟だったら殴り飛ばしているところだ。女だからそうせずにいるが、その内に痛い目に合わせてやろうと思っている。 「ただいま」 一応の礼儀として挨拶してみるが、返事がないどころか、俺の方を見ようともしない。セーラー服姿のまま、ソファに深く腰掛け、超短いスカートで足を組み、携帯に向かって何やら楽しそうに笑いを振り撒き続けている。捲くれたスカートからオレンジ色の下着が見えていることさえ、気にも留めていないようだ。 「えー? ウッソー? なにそれぇ。きゃはは、ばっかみたーい。うん、うん……分かった。じゃあ着替えて、これから行くね――」 もう夕方になるというのに、どこに遊びに行くのやら。怒る気にもなれず、俺は自分の部屋へと向かった。試験が近いので、たまには勉強をしておかないと都合が悪い。 我が家は二階建ての一軒家、俺と桐乃の部屋は二階にある。部屋で私服に着替えた俺は、十分ほど寛いでから階段を下りた。勉強を始める前に、小便を済ませておこうと思ったからだ。ちなみに階段を下りるとすぐ玄関で、向かって左手にリビングへの扉がある。 「っと」 階段を下りてすぐ、玄関付近で私服の桐乃とぶつかった。俺の左肩が桐乃の胸に軽くぶつかるような形で、衝撃自体はたいしたことがなかったのだが、その拍子に桐乃のバッグが手から離れ、床に中身をぶち撒けた。 「あっ……」 「お、悪ぃ」 俺は素直に詫びて、床に散らばった化粧品等の諸々を拾ってやろうと手を伸ばした。だが、そんな俺の手を桐乃は平手で払った。汚い物でも払うような素振りでだ。 「・・・何すんだ、てめえ」 「いいから、触んないで」 それだけ告げると、桐乃は散らばったバッグの中身を黙々と拾い集め始めた。 ★★★ 小便を済ませてトイレから廊下に出ると、俺はそこで妙なものを見付けた。靴箱と壁の隙間から白くて薄いケースのようなものが半分はみ出している。試しに手に取ってみると、パッケージの表面には扇情的な衣装に身を包んだ幼女の絵が描かれていた。どうやら『星くず☆うぃっちメルル』というアニメのDVDケースらしい。ついさっき出かけていった桐乃のバッグから落ちた物かとも思ったが、あいつがアニメを見ていたのなんて小学生の頃の話だ。道理に無理があり過ぎる。一応は中身も確認しておこうとケースを開くと、中の盤面には『妹と恋しよっ♪』という文字と共に半裸の少女のイラストがプリントされていた。もしかしてこれ、エロゲか? 俺はケースを手にしながら一頻り考えてみた。別のアニメのDVDを間違ってケースに入れてしまったと言うよりも、エロゲを持ち運ぶ為にアニメのDVDケースに入れたという方が納得できる話だ。しかし、誰が? 現在この家に住んでいるのは俺と桐乃の二人だけだ。海外赴任中の両親は三月に一度の頻度でしか戻ってこない。最近戻ってきたのは一週間ほど前で、その間ずっとここにケースが放置されていたとは考え難い。それに親父やお袋がアニメやエロゲに興味を示すとは思えない。とすると、残りはやはり桐乃だが。 「……もしそうなら、これは使えるな」 思わずそう呟いて、俺はケースを持ったまま、自室へと戻ることにした。 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第003回 現在十八時四十五分。もう一度トイレに行こうと部屋を出た俺は、階段を下りる途中で足を止めた。玄関に桐乃の姿を発見したからだ。 ちなみに今日の桐乃は、自黒ストライプのTシャツに、黒い短パンとスカートを混ぜたような代物を穿いている。よくは知らないが、なんとかというブランドのものらしい。こいつがファッションモデルだと言われたら、誰もが信じるだろう。 どうも俺の予想は当たっていたらしく、桐乃は玄関付近で何かを探しているようだ。おそらく出先でバッグを開き、DVDケースが入っていないことに気が付いたのだろう。俺は一旦自分の部屋へと戻り、例のDVDケースを懐へと入れた。次いで階段を下り、桐乃に声をかけてみる。 「なあ。お前、何か探してんのか?」 「は?」 桐乃は凄い目つきで睨んできたが、俺は悪びれずに言ってやった。 「そういやさ。最近、俺の友達が変なアニメにはまっててさ。確か、星くずなんとかって言うんだけど」 桐乃は俺のゆさぶりに反応して黙り込み、きつく唇を噛みしめながら全身を小刻みに震わせた。それは多分、怒りのためでなく、発覚を恐れてのことだろう。態度はでかいが、意外と小心者だ。その方が俺としても後々やり易い。さて、そろそろ罠に嵌めてやるとするか。 「・・・まあ、たいした話でもないからいいか。ちょっとコンビニに行ってくる」 そう言って、俺は玄関に立ち尽くす桐乃を横目に家を出た。少しだけ外で時間を潰した後、裏手の勝手口から家の中に入り、足音を忍ばせて階段を上っていく。 自室のドアからはゴソゴソと室内の音が漏れ聞こえている。そのドアを俺は勢いよく開け放った。 「おい、お前、人の部屋で何やってんだ」 部屋の中心で四つん這いになっていた桐乃は、俺の言葉に青ざめた顔で振り向いた。怯えたような顔。けれども相変わらず挑戦的な視線だ。まあ今は、その方が面白い。 「……なんだって、いいでしょ」 俺に尻を向けたまま、桐乃は噛みつくように言い放った。 「判ってんだよ。お前が探してるのはコレだろ? この中身のエロゲだろ?」 俺が懐からDVDケースを出すと、桐乃はもの凄い勢いで立ち上がり、ケースへと手を伸ばしてきた。が、俺はその腕を掴むと、愕然とした桐乃の表情を見て笑ってやった。桐乃は無言で視線をそらしたが、顔が紅潮し始めている。 「へえ、やっぱコレ、お前のだったんだな?」 「そんなわけないでしょ、絶対違う。あたしのじゃない」 これ以上ないくらい不機嫌な声で桐乃が言った。断じて認めるつもりがないらしい。 「じゃあ、お前、俺の部屋で何やってたんだよ?」 「そ、それは……」 「それは? なんだよ?」 俺が促すと、桐乃は更に顔を赤く染めた。 「……やっぱ、おかしいと、思う?」 「あ?」 「だからその、そ、そういうの。あたしが持ってたら、おかしいかって聞いてんの……」 「そういうのってどっちだよ? ケースか? エロゲか?」 「……ど、どっちもよ」 「俺は別に構わねえけどな。それより、このことを黙ってて欲しいか?」 俺が意地悪く尋ねると、桐乃は視線を逸らしたまま黙って頷いた。 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第004回 「ほ、ほんとに、触ったりしないんでしょうね? ウ、ウソだったら、許さないからね」 「見るだけだって言ってんだろうが、早くしろ」 俺が強い口調で言うと、桐乃は真っ赤になりながら服を脱ぎ始めた。エロゲの件を黙っててやる代わりに下着姿を見せろ、と俺が言ったからだ。無論、これは初めの一歩に過ぎない。 「し、下も脱がなきゃダメ?」 Tシャツを脱いでオレンジ色のブラジャー姿になった桐乃が、恐る恐るといった口調で聞いてきた。ブラジャーの大きさからすると、サイズは八十二前後というところか。もう少し大きいかと思っていたが、まあいいだろう。この方が育て甲斐がある。 「当たり前だ、早くしろ」 「わ、判ったわよ。あんまり偉そうに言わないで」 黒パンもどきを脱ぎ捨てると、桐乃はオレンジ色のショーツの前を手で隠し、恥ずかしそうに俯いた。上下組の下着のようだ。 「こ、これでいいんでしょ? もう服着ていい?」 「阿呆かお前は。これからがいいところじゃねえか」 俺は言ってズボンとパンツを一緒に脱ぎ、勃起した陰茎を桐乃の前に晒してやった。 「きゃ、ちょ、ちょっとヤダ。な、なに見せてんのよ、変態! どういうつもりよっ!」 桐乃は慌てて自分の顔を手のひらで覆ったが、指の間から俺の一物をしっかりと見ているのが丸判りだ。中学生のくせにエロゲに手を出しているだけあって、性に関する興味が強いに違いない。 「お前の下着姿を見ながら、オナニーさせてもらうに決まってんだろ」 「え? あ、その、オ、オナニって、あ、あたしがそれを?」 どうも俺に奉仕を命じられるとでも思っているらしい。それもいいのだが、まだ先の楽しみにしておきたい。 「俺が自分でやるから、お前はそこに立ってりゃいい。そのくらいならいいんだろ?」 「ほ、ほんとにそれだけでいいの?」 「何だ? 触りたいのか?」 「そ、そんな訳ないでしょ! この変態っ!」 「まあいい、それじゃ始めるぞ」 そう言って俺は自分の陰茎を扱き始めた。下着姿の桐乃が指示通り従順に立ち尽くしているのを見ていると、それだけで興奮してくる。桐乃は相変わらず指の隙間から俺の様子をじっと見ている。自慰を見せられて発情でもしているのか、少しずつ息が荒くなっているようだ。 「そのまま、ちゃんと立ってろよ」 言ってから俺は桐乃の前に屈み込み、ショーツの臭いを嗅いでみた。少しだけ汗臭いが、甘い臭いがする。 「ちょっ、ちょっとっ、なにやってんのよっ!」 桐乃は俺の行為に驚き、慌ててショーツの前部分を両手で隠そうとしたが、陰茎を直視して手を戻し、再び顔を覆った。 「何って、お前のマンコの臭い嗅いでるだけだろ。触ったりしねえよ」 「くっ、こ、この、変態っ! 露出狂!」 「黙って立ってろエロゲ女。バラされたくなかったら、もう少し足を開け」 悔しそうに呻きながらも、桐乃は俺の命令通りに少しだけ足を開いた。布地ギリギリまで鼻を近づけ、深く臭いを吸い込んでみると、明らかに体臭が濃くなっている。流石にこの状況で秘所を濡らしてまではいないだろうが、ここは一つ、からかってやるとするか。 「おい、パンツに染みが出来てんぞ? お前、俺のオナニー見てマンコ濡らしてんのか?」 どんな文句を言ってくるかと思ったが、桐乃は黙ったまま隠した顔を伏せ、嫌々をするように何度も首を振った。柄にもなく泣き出しそうな気配だ。その様子を見ている内に、俺は色々と面倒臭くなった。気に入らない妹だが、今後は多少なりとも態度を改めるだろうし、この辺にしておくか。 「もういい、止めだ。服着て部屋に帰れ」 「えっ?」 桐乃は顔を上げ、覆っていた手も除けて俺を見つめてきた。俺は床に脱ぎ捨てていた自分のパンツとズボンを吐くと、呆然としている桐乃に改めて言ってやった。 「もういい、終わりだ。アニメとエロゲの件は誰にも言わねえから安心しろ」 「……ほ、ほんとに? ど、どうして?」 「お前の態度がうぜえからだよ。早く服を着ろ。そのまま突っ立ってると犯すぞ?」 そう俺が言うと、桐乃は手早く脱ぎ捨てていた衣服を身に着けた。 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第005-006回 その後、桐乃がDVDケースを手に俺の部屋を出て行ってからは特に何もなく過ぎた。家の中で俺と顔を合わせる度、桐乃は恥ずかしそうに俯いて黙り込み、目も合わせようとはしないものの、横柄な態度は影を潜めている。それだけでも今回の脅しは効果があったと言えるだろう。反抗的な態度さえなければ、それなりに可愛い妹だ。エロゲの件は本当に忘れてやってもいい。 だが、その夜。 身体にかかる重みで俺は眠りから覚めた。呆けたまま確認すると、いつの間にか掛け布団も毛布も剥がされていて、俺の上に桐乃がパジャマ姿で覆い被さっている。状況が判らずに眉を潜めていると、桐乃は俺が目を覚ましたことに気付き、耳元に口を寄せてきた。 「・・・静かにして」 嘆願するような口調だったが、現状の確認が先だ。 「お前、何やってんだよ? どういうつもりだ?」 「あ、あんた、あたしで、その、だ、出したかったんでしょ?」 そう言うと、桐乃は頬を染めながら俺に身体を摺り寄せてきた。夜這いのつもりか? 「お前、俺に犯されてえのか?」 「そ、そんな訳ないじゃない。あんたのことが信用できないだけよ。内緒にしてもらう為に、仕方なく、そう、仕方なく見せてあげに来たのよ。あんただってちゃんと出せば、今後、何も言えなくなるでしょ?」 なるほど、俺に弱味を握られたままの状態が嫌で、自分も俺の自慰の惣菜になることで弱味を握ろうということか。馬鹿か、こいつは。妹で自慰をしたからって、それを弱みだと思う俺だと本気で思ってんのか。だがまあ、そういうつもりなら俺にも考えがある。 「じゃあ、脱いで下着姿になれよ」 「……うん、判った」 桐乃は素直に頷いて、俺の上でパジャマの上下を脱いでいく。ブラもショーツも白地に赤いハートマークが散らされた柄で、中学生としては相応の下着だ。忽ち陰茎が勃起し始め、俺は自分のパジャマのズボンとパンツを膝まで下げて足を抜き、半裸の桐乃を見上げながら陰茎を扱き始めた。桐乃は困り顔で目線を泳がせながらも、時々一物の状態を確認しているようだ。そんなに見たいのなら思う存分見せてやってもいい。 「このままじゃ続けにくい。横に寝ろ」 そう言うと、桐乃は黙って俺の横に仰向けになった。俺は身体を起こし、勃起した陰茎を目の前に晒してやった。 「ちょっ、ちょっと、何する気?」 「こんな間近で俺のチンポ見るのなんて初めてだろ? よく見とけ」 「べ、別に見たくなんか。そんなことより、早く済ませて」 不機嫌そうに言いながらも、桐乃は一物に視線を注ぎ、何度も小さく喉を鳴らし始めた。緊張しているのか興奮しているのか、今一つ判りにくい反応だ。だが、もう一押しぐらいはできそうな気配だ。 「夕方に一度見てるからな、これだけじゃ興奮しねえ。ブラ外して胸を出せ」 「な、そ、そんなことできる訳――」 「俺が出さないと安心できねえんだろ? 早くしろよ、止めて寝ちまうぞ?」 きつい口調で言うと、桐乃は渋々と背中に手を回してブラのホックを外し、両肩紐を下ろした。だが、肝心のカップの部分を除けようとはしない。愚図な態度に俺は苛立つと同時に、夕方と同様に馬鹿らしくもなった。こんな女に付き合ってやるよりも、正直、とっとと寝直したい。溜息を吐きながら脱ぎ捨てたパンツとズボンを穿くと、俺は桐乃に言い放った。 「とっとと出てけ。俺は眠い、もう寝る」 「え、なに、ちょっと、その、だって、あたしを……」 桐乃はブラのカップを両手で押さえたまま、困惑の表情を浮かべている。 「お前が嫌なら結構だって言ってんだよ。絶対に喋らねえから、さっさと部屋に帰って寝ろ」 ★★★ 「……話があるから、ちょっと来て」 俺のベッドの上で元のパジャマ姿になると、桐乃は小声で懇願するように言ってきた。弱味を握られていても本質は変わらないのか、俺が眠いと言ったことなど気にも留めていないようだ。 「眠いって言ってんだろうが。どうしてもっていうなら明日にしろ」 嫌味な口調で言ってやったが、桐乃は縋るような目で俺を見ている。 「明日じゃダメ、今じゃないと」 「どうして?」 「……どうしても」 「どこへ来いって?」 「……あたしの部屋」 本当に一々面倒な女だ。しかし、腹が立てば立つほど眠気も覚めてきてしまう。こうなったら仕方ない。少しぐらいは相手になってやるか。 「行けばいいんだろ、行けば」 舌打ち交じりに俺がそう言うと、桐乃は怯えと安心の入り混じったような複雑な笑みを浮かべた。
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book_bunko_img04.png ISBN978-4-04-867934-3 本体価格:550円 発売日:平成21年8月10日 帯の推薦コメント ”彼女さん”(『放課後プレイ』) 「さ、はやく『私の兄貴がこんなに格好いいわけがない』の執筆作業にもどんのよ。…は・や・く。お願い」 あらすじ 「人生相談、次で最後だから」京介がそう桐乃に告げられてから既に数日が経過していたが、肝心の相談内容について桐乃は一向に知らせてくることがなかった。 そうした中、京介は、意外な人物から突然相談を受けることになる。桐乃の親友であるあやせが、陸上で好成績を収めたお祝いとして桐乃に贈るプレゼントを何にするかについて、相談に乗って欲しいというのだ。 夏の事件以来あやせのことを忌避していた京介であったが、彼女の可愛さと桐乃を想う心にほだされて、相談を受けることになる。 沙織や黒猫の意見を聞き、京介は、コスプレ大会の優勝賞品であるメルルの特製フィギュアがプレゼントとして最適であると考えた。 全裸に近い衣装を着てコスプレ大会に出場し、優勝賞品をゲットすべし。その大胆な計画を明かした京介は、当然のこととしてあやせに罵倒され蹴り飛ばされた。 だが、結局計画は実行され、あやせの策謀によりコスプレ大会に出場させられた加奈子の尊い犠牲の下、彼等は桐乃のプレゼントを手に入れることに成功する。 この事件を通じ、京介は、今までクソ生意気な小娘に過ぎないと想っていた加奈子の長所を知ると共に、あやせの底知れぬ恐ろしさを再認識したのであった。 こうしてプレゼント騒動も一段落したある日、京介は、親のいない自宅に麻奈実を連れ込んでいた。 だが、京介が親がいなくとも妹はいるということを忘れていたため、麻奈実は桐乃と鉢合わせをすることになってしまう。 麻奈実のことは別に嫌ってないと言っていた癖に、その顔を一目見るなり敵愾心を露わにした桐乃は、まるで小姑の嫁いびりのごとく麻奈実に嫌がらせを繰り広げた。 だが、それらの嫌がらせはことごとく空回りして、麻奈実に軽く流されてしまった。 業を煮やした桐乃は、京介の部屋にエロ本をぶちまけ妹もののエロゲーを起動させておくとうトラップを設置した。 しかしそのトラップは、麻奈実ではなく京介の精神に深い傷を負わせることになったのであった。 桐乃のトラップの傷が癒えぬまま、鬱々と毎日を過ごしていた京介であったが、沙織から桐乃の小説出版祝いをすると言って呼び出された。 なにやら妙な雰囲気のうちパーティーは始まったのだが、桐乃と黒猫からの度重なる嫌がらせのような仕打ちをうけ、遂に忍耐力の限界に達した京介は一人立ち去ろうとする。 しかし、皆に必死で呼び止められた京介は、そこで桐乃からプレゼントと、謝罪と、そして感謝の言葉を受け取る。 そう、そもそもこのパーティーは、桐乃のためのパーティーではなく、京介を元気づけるためのものだったのだ。 真相を知った京介は、桐乃からの感謝を感じ、不覚にも涙を流してしまうのであった。 そしてある日、京介は桐乃に呼び出される。いよいよ「最後の人生相談」を受けるときがやってきたのだ。 だがその相談内容というのは、真夜販売に並んでエロゲーを買ってきて欲しいという、見ようによっては拍子抜けするようなものだった。 桐乃の願いを聞き、首尾良くエロゲーを手に入れた京介であったが、終電を乗り過ごしてしまう。 その日のうちに帰ることを諦めて桐乃に連絡をした京介であったが、電話口での桐乃の様子から、その日絶対に帰らなければならない何かを感じ取る。 そして京介は、男気溢れるオタクの協力を受け、痛チャリを飛ばし一路家へと駆け戻るのであった。 汗だくになりながら帰宅した京介は、桐乃の求めに応じて一緒にエロゲーをクリアした後、彼女から押し入れの奥にしまわれていた大切なものを見せられる。 こうして京介が桐乃とゆったりとした時間を過ごし、今まで知らなかった彼女の新たな一面を知った次の日、桐乃は、京介に一言も告げずにアメリカに旅立った。 桐乃が陸上選手としての可能性を求めて飛び立った後、新学期となり3年となった京介は、新入生の中に意外な顔を見つける。 「おはようございます、先輩」 そこには、真新しい制服に身を包んだ黒猫の姿があった。
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http //blog-imgs-32-origin.fc2.com/z/e/a/zeark969/hirame130060.jpg 「くっ……! お兄さんみたいな変態の前で『うっかり』自分に手錠をかけてしまうなんて……これはピンチですよ!?」 「……………………ふむ」 「お兄さん! 絶対に!(チラッ) 絶対に変な気を(チラッ)おこさないでくださいよっ!?」 「んー、そうだなー、こんなに可愛いあやせが、こんな状態で拘束されてるわけだしなー、普通に考えて手出しちゃうよなー」 「な、何を企んでいるんですか……?(ワクワク)」 「でも、あやせは嫌がってるみたいだしなー、このまま離れたほうが」 「えぇっ!? や、だめ、行かないでくださいっ!」 「なに? 手、出してほしいの?」 「……そ、そ、そ、そ、そんなわけないじゃあないですかっ! バカっ! ただ、そう、あれですよ、こんな状況でひとりにされたら困るじゃないですかっ! は、外れませんし」 「ふぅん…………じゃあ、側にいてじっと見ておこうか」 ☆ 「じーっ。」 (うぅ……こんな、見られて、やだ……ずっと、見てるだけ、なんて……というか、あ………) 「うぅ………………お、兄さん、鍵、外して、もらえ、ませんか? その、ベッドの近くに落ちているはずですから」 「鍵? ……つーか、今まで言わなかったのに、何で言うんだ?」 「そ、それは、お兄さんが何もしな……もにょもにょ……じゃなくて、その……言いづらいんですけど」 「大丈夫だ、言ってみろ。言わなきゃ外さないぞ」 「うぅ…………うーっ、うーっ! そ、その、……ですね――――――――お、お花摘み…………です」 「ほほぅ……じゃあ、触るからな」 「はい……って!? ゃ、ゃあっ! ナニやってるんですかっ!」 「あやせのここ…………いい匂いがするな、ペロペロ」 「ゃ、だ、だめ、ゃ、我慢、してたのに、今、されたら、ぁっ! んっ、ぁっ、くっ、ぁあっ、あっ、だ、め……それは、トイレ、行ってから……っ!」 「大丈夫。――――――あやせのなら、俺、受け止められる。あやせのどんな姿見ても、俺はあやせが好きなのは変わらないから」 「なんで、それ、今っ……! ゃ、ちから、が、ぁ――――!」 (ちょろろろろろ…………) 「…………ひっく、お、お兄さん、に、見られちゃった…………一番恥ずかしいところ、見られちゃったよぅ…………」
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http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1257382677/821-825 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第039回 「こ~んな臭えチンポで加奈子の処女膜破りやがってよ、あァ?」 加奈子に陰茎を握られてから十数分、その間、俺は延々と責められっ放しだ。振り払って逃げようとすれば「裸のままで近所に聞こえるくらい泣き喚いてやる」と脅され、もう止めろと言えば「ごめんなさい、お兄ちゃん。加奈子にもう少し御奉仕させて」と甘えた声で言ってくる。演技だとは判っている。が、こんなドSの全裸少女に責められるのも悪くない、と最初は思っていたのだが、態度はともかく口の悪さは超一品で、陰茎も今一つ昂ぶらず、徐々に腹が立ってきた。 「おらおらっ、出せ出せっ、ピュッと出しやがれっ、このこのこのっ、こんにゃろーっ」 「……おいこら、加奈子」 俺は親の敵のように陰茎を扱き続ける加奈子に問いかけた。 「なあにい、お兄ちゃん?」 無垢を装って加奈子が答えた。 「お前、もういらねえや。とっとと帰れ」 「お兄ちゃん、ひど~い。加奈子のこと嫌いになっちゃったんだぁ。え~ん」 「嘘泣きしてんじゃねえ。態度が悪過ぎてもう飽きた、帰れ。泣き喚いても構わねえから」 途端に加奈子は真顔になった。嘲るような笑みも甘えた素振りもなく、じっと俺を見つめてくる。と、その瞳から涙が一滴零れ落ち、次いでポロポロと流しながら俺に抱きついてきた。 「ひぐっ、ごめんなさい、ぐすっ、ごめんなさい、だってだってぇ、ひっぐ」 口調も真摯なものに変わり、本当に泣いてもいる。演技とすれば過剰だが、迂闊に信用も出来ない。取り敢えず俺は言葉の続きを促すことにした。 「だって何だ? 言ってみろよ?」 「うぐっ、だって加奈子、ぐひっ、元から意地悪だし、うえっ、他にどうしていいか判んないし、ひぐっ、どうやったらお兄ちゃんが喜ぶのか判んないし、すんっ、おっぱいも桐乃みたいに大きくないし、ぐひっ、一緒に住んでもいないし……」 訴えかけるように加奈子が言ってくる。言葉の意味は判るが、それと傲慢な態度とどう結びつけたらいいのか理解出来ない。 「だからって、お前は俺を罵るのか?」 「ぐひっ、だってあやせに聞いたら、ぐすっ、言ってたもん、ひくっ、好きな人には正直な自分を、ひぐっ、見てもらえって、ふぇ、ふええええええええええ~ん!」 本格的に泣き始めた加奈子の背を抱いてやりながら、俺は一頻り考え込んだ。つまり、こいつは素の自分を見てもらいたいが故に、俺に罵声を浴びせてたのか? 阿呆だ、阿呆の子だ。だが、もしかしたら素直に甘えることを知らないだけなのかもしれない。甘えた振りをする時の度を越した媚び方が、それを物語っているようにも思える。思い返してみれば前回の調教の最終日もそんな感じだった。とすれば、自然に甘えられるようにしてやれば、今以上に懐いてくるのは間違いない。まずは感情の確認といこう。 「お前は俺が好きなのか?」 泣きながら何度も頷く加奈子の様子を見ると、俺を誑かそうとしているようには思えない。洗脳に近い調教を施したとは言え、期間が開いたことで若干不安だったが、今も尚レイプした俺に愛情を抱いているのであれば話は簡単だ。後はその感情を深めてやれば、意地悪な態度も甘えた態度も俺の好みで楽しめる。俺は加奈子の背を優しく撫でながら、言い聞かせるように囁いた。 「元から意地悪ってお前は言うけど、俺は本当は優しい子なんだと思うぞ。意地悪なお前も可愛くはあるけどな。でも、俺は加奈子に優しくしたいし、加奈子にも優しくしてもらいたい。最初は優しい振りでもいいんだよ、そのうち本当に優しいお前になるから。そうしたら俺はもっと加奈子のことを好きになれるし」 「ぐひっ、うぐっ、加奈子のこと、うえっ、ひぐっ、好きに?」 加奈子は話の途中で少しだけ泣き止み、真面目な顔で問いかけてきた。今の加奈子は俺に一旦拒絶されたことで拠り所を失いつつある。ここが肝心だ。俺は加奈子の耳元に口をつけ、努めて優しい声で言ってやった。 「今も好きだけどな。優しい加奈子が素直に甘えてきたら、もっともっと好きになる」 「ひっぐ、なる、ぐすっ、優しく、ふぐっ、加奈子なる」 その直向きな言葉を聞いて、俺は加奈子の小さな身体を強く抱きしめた。 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第040回 「んくあっ……お兄ちゃあん……あはうっ……お兄ちゃあん……」 俺にとって幼児体型の加奈子を抱くのには座位が一番都合がいい。口付けを交わすのは容易いし、平らな胸にも薄い尻にも陰核にも手が届く。何より腕の中に小さな加奈子がいるという満足感がある。加奈子も抱きしめられて安心しているのか、うっとりと目を閉じている。ソフトタイプのグミのような感触の乳首を擽り、小さな小さな陰核を撫でてやると、子猫のように身を摺り寄せてもくる。近日中にランドセルと猫耳カチューシャを購入してやる決意をし、俺は腰を振り続けながら加奈子に尋ねてみた。 「全然痛くないか?」 前回無茶な調教を三日間施したとは言え、加奈子と交わるのは約一週間振りだ。痛みの再発を恐れての問いかけだった。意地悪少女の本音を聞いた今となっては、なるべく優しくしてやりたい。 「ふああっ……痛くはないよぉ……はううっ……気持ちいいだけぇ……うくあっ……うんと気持ちいいのぉ……んふあっ……オマンコ気持ちいいのぉ……はうあっ……奥が好きぃ……」 奥というのは子宮のことだろう。身体が小さいだけに挿入時から亀頭の先に触れている。当然、快感を得て降りてくればその感触は強くなり、先刻から何度も、こつん、と当たり続けている。俺は泣かせてしまったことへの謝罪として、腰の動きを変え、子宮責めに集中することにした。 「ここか? ほら、ここか?」 「んくああっ……それ気持ちいいよおっ……ひうふあっ……オマンコがあっ……くふはあっ…オマンコがおかしくなるうぅ……あはふあっ……臭いチンポ凄いいいっ……」 思わず俺は苦笑した。すぐには言葉までは直らないらしい。が、その呼び方も悪くない。 「加奈子に俺の臭いチンポ、大好きにさせてやっから」 「あひふあっ……もう好きいいっ……んくんくぁ……臭いチンポ大好きいいっ……ひうふあっ……イっちゃうから出してええっ……はひふあっ……奥に熱いのぶっかけてえええっ……」 桐乃や麻奈実に比べれば未だ性行為にぎこちなさは残るが、その分だけ初々しくもある加奈子が力任せにしがみ付いてくる。もう俺も我慢できそうにない。 「じゃあ、加奈子のマンコにチンポ汁で臭い付けだ。ほらっ」 「あひゃあふあっ……きたきた赤ちゃんんっ……んくひふあはっ……お兄ちゃんの赤ちゃんんっ……はううあああっ……イく……イく……イく……オマンコイくひあああああっ!」 更に強く俺の身体を掴み、加奈子はプルプルプルプルと可愛く全身を震わせた。 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第041回 来た時の予告通り加奈子は夕方に帰っていった。帰り際、今後はなるべく週末には泊まりに来たいが、色々と学びごとがあるので正直判らないと言ってきた。少しだけ意気消沈した様子が愛らしく、俺は抱っこして頬にキスをしてやった。 桐乃は夜に帰宅するとすぐに、加奈子と何回したのかと尋ねてきた。俺が正直に三回と答えると、自分にもそれだけしろと言う。嫉妬ではなく、単に平等に接して欲しいとのことだ。だが、この先もこんなペースで行くと俺の死期が早まるのは間違いない。俺は残りの体力を温存する為に、近い内にラブホテルに連れて行くので勘弁してくれ、と願い出た。それなら一回で許す、と桐乃は言い、食事と風呂の後、俺を自室へと引き摺っていった。 「で、どうすんだ? 普通にすればいいのか?」 「なにその義務みたいな言い方、そんなにあたしとするのが嫌なワケ?」 最近の桐乃は怒ると以前の口調に戻る。俺との行為に慣れ、遠慮がなくなってきたからかもしれない。まあ、少し前戯してやれば甘えてくるのだが。 「いや、たまにはお前がしたいことに付き合ってやろうと思ってだな……」 「なんだ、そうなの? う~ん、あたしのしたいことかぁ……」 「何かねえのかよ?」 「……妊娠、かなぁ?」 俺は思わず後退った。本気か、こいつ? ちゃんと毎日、避妊薬呑んでくれてんだろうな? 「……それは止めとけ。まだ早い」 「だよねぇ。他にはぁ……ん、レイプしてみて」 「は?」 「拒むから強引にして。最後は嫌がるあたしの中に出してよね」 桐乃はパジャマを脱いでショーツ一枚の姿になり、クローゼットからブラと別のパジャマの上下を取り出して身に着け始めた。 「おい、何やってんだ?」 「これ、もう古いやつだから、ショーツ以外は破っていいよ? その方が雰囲気あるじゃん」 「つまりレイプごっこか」 「本気でやってよね」 そう言って桐乃は俺を睨んだ。 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第042回 俺はまず自室に戻って着替えることにした。本気で抵抗すると桐乃が言う以上、パジャマを破かれかねない。チェストから時期外れな古い薄手のコートを引っ張り出し、それをパンツ一枚穿いただけの身体に羽織る。後は必要な物を選ぶだけだ。クローゼットの中から模造毛皮のついたピンクの手錠、アナル用ローション、ついでにデジタルカメラを取り出して使用可能な状態にすると、俺は桐乃の部屋へと向かった。ベッドで寝た振りをして待っているので、そこを襲ってくれと言われたからだ。 強姦魔になりきるべく足音を忍ばせて入り口に近付き、そっとドアを開けて中へと入る。室内灯が消されている為に中は薄暗いが、今では桐乃の部屋の中はそれなりに熟知している。持ってきた品をベッドの傍に置き、掛け布団を剥いで身体の上へと圧し掛かると、桐乃は目を開けた。 「な、なにっ? 嫌っ、嫌っ、近付かないでよっ」 本気でやれと言われた以上は仕方がない。俺は桐乃の頬を二、三回叩き、低い声で言ってやつた。 「騒ぐと殺すぞ? 死にてえのか?」 桐乃は青ざめた顔で嫌々と首を振った。その身体を捻り上げて後ろ手に手錠をかけ、再び仰向けにさせてから、俺はコートとパンツを脱いで裸になった。ベッドの上で上半身を起こして後ろへと下がる桐乃を押さえつけ、もう数回頬を打ってから陰茎を目の前に差し出してやる。 「しゃぶれ。歯を立てたりしたら即座に殺す」 目に涙を浮かべ、桐乃は躊躇いがちに一物に舌を這わせ始めた。なかなかの演技だ。俺はパジャマの上から桐乃の胸を押し潰すように揉みながら、その様子を満喫した。 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第043回 「はあふあっ……もう嫌ああっ……くふうあっ……もう嫌なのおっ……んうああっ…もう嫌ああっ……ふうくあっ……止めてよぉ……あふはあっ……もう止めてええっ……んくはあっ……嫌、嫌嫌ああっ……あくふあっ……お願い許してよおおっ……」 恍惚感に溢れた切な気な表情で、桐乃は必死に行為の中止を求め続けている。パジャマのズボンとショーツを穿いたまま、破かれた股布の部分から陰茎を挿し込まれ、半脱ぎ状態となっている上着の露出した部分では、ずり落ちたブラから勃起した片乳首を覗かせてもいる。言葉と服装だけなら強姦されているようにしか見えないが、許して欲しいのは俺の方だ。フェラをさせた後、適当に服を破いて正常位で犯し始めると、桐乃は自分から腰を使い出し、俺は動くのを止めて任せることにしたのだが、これが失敗だった。桐乃は自分のペースで性交を存分に楽しみ、既に膣内に二回射精しているにも関わらず、言葉では嫌がりながらも俺の太腿に足を絡めて離そうとはしない。こんな貪欲な被害者がいるものか。 とは言え、矢張り桐乃の膣内は気持ちよく、俺は三回目の射精間近だ。結局は加奈子と同じ回数であり、ラブホテルに連れて行くと約束した分、俺の負けのような気がしないでもない。 「あふくはあっ……お願いだからああっ……ひうふああっ……もう止めてよおおっ……」 どうしたものかと考えて、俺は力尽くで桐乃の足を引き剥がして一物を引き抜いた。膣内の感触に未練はあるが、このまま精を放つのも面白みに欠ける。裸に剥いてM字開脚のまま陰茎をしゃぶらせ、精液を飲み下す瞬間の写真でも撮ってみるか。 「んくはあっ……、はぁ、はぁ、え? お尻? 嫌、嫌よおっ、お尻は嫌あああっ」 勝手に俺の行動を勘違いした桐乃が、嫌だと言いながら自らうつ伏せになって尻を突き出してきた。もしかしたら俺は育て方を間違ったのかもしれない。しかし、ズボンの破れた箇所から覗く濡れた秘所を見ている内に、尻でもいいかという気になった。破けたズボンとショーツを膝まで引き摺り下ろし、眼前の尻穴と陰茎とにローションを塗すと、俺はそのまま一気に桐乃の腸内へと侵入した。 「んぐひはああっ……お尻いいっ……はひいあはあっ……お尻は嫌あああっ……」 途端に桐乃は上半身を倒れ込ませた状態で、腰を艶めかしく動かし始めた。だが、尻穴性交を覚え立てということもあり、その動かし方は少々拙い。後ろ手の手錠を見ながら、俺は桐乃の尻たぶを二回ほど叩いた。 「もっと速く、前後にケツを動かせ」 「あひくはああっ……するからぶたないでぇ……はふうあああっ……もうぶたないでぇ……」 桐乃は指示通りに動きを速めたが、どうも尻を叩かれることに興奮しているようでもある。試しに力強く叩き続けてやると、桐乃は腰の動きに円運動も加えてきた。明らかにスパンキングを喜んでいる素振りだ。 「おらおらっ、ケツ叩かれて発情してんのか、このブタ女。何とか言ってみろ、おらっ」 「んくひああっ……もうぶたないでぇ……ひいあはあっ……もっとぶたないでぇ……」 「正直に言わねえと、これっきりだぞ? おらっ、本当のことを言ってみろ」 瞬く間に桐乃の白い尻は俺の手形で真っ赤になり、見ていて痛々しいほどだ。それなのに桐乃は痛みに合わせているかのように動きを速め、より淫らな振り方へと変えている。 「いひあはああっ……してるのおっ……あひふはああっ……発情してるのおっ……くはひいああっ……ケツ叩かれてぇ……はひいはああっ……発情してるのおっ……ふへあひいいっ……ブタだからあぁ……ひぎあふああっ……あたしブタだからああっ……」 容姿端麗な桐乃は今までブタなどと呼ばれたことは一度もないだろう。仮にクラスの男子にそんなことを言われたら、性格的にもその場で相手を殴り飛ばしかねない。そんな十四歳の少女が尻を腫らして自らブタと名乗る様は滑稽であると同時に堪らなく淫靡で、故に俺の限界も再び近くなってきた。 「ブタはケツの奥でザーメン飲みてえんだろ? おら飲めっ」 そう言って腸内に精液を放つと、桐乃は背を反らして大きく腰を跳ね上げた。 「んほおあはああっ……熱いのがケツ奥にひいっ……んぐひゃああっ……発情ケツオマンコにひいいっ……んごっんぎひいいっ……イってるイってるもうイってるよほおおっ……あへあはひやあっ……ケツオマンコイきひいいいいいっ!」 赤い尻を暴れさせて絶頂し続ける桐乃を見ながら、レイプになってねえじゃねえか、と俺は思った。
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http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1257382677/771-775 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第034回 その後も二度ばかり身体に精液をかけ、それを全身に塗りこんでから挿入してやると、それだけで桐乃は歓喜の声を上げ、いつも以上に激しく果てた。どうも臭いに酔ったらしいが、俺は腰を振ってもいない。そのまま腰を動かして追加で二度ほど膣に射精してやる間、桐乃は獣のような叫びを上げ続け、何度も何度も絶頂を迎えた。 俺が並んで寝て身体を休ませていると、突然、桐乃は拘束を解いてくれと言い出した。トイレに行きたいとのことで、大便か小便か尋ねると、大の方だと言う。俺は自室のクローゼットから浣腸器とアナル用ローションを取り出して来て、浣腸器を桐乃に渡し、これで綺麗にして来いと告げた。終わった後には風呂場で尻穴を丹念に洗ってくるように、以後は俺と性交する時は常に準備しておけ、との指示もした。桐乃も何をされるのか判ったようで、恥ずかしそうに頷いた。 やがて戻ってきた桐乃をうつ伏せにして再び拘束し、尻穴と陰茎にローションを塗りつけると、俺は桐乃に挨拶をさせた。 「桐乃のケツオマンコの処女を奪ってください。勃起オチンポ入れて、好きなだけオチンポ汁出してください」 背中を見せて大の字になった桐乃の挨拶に、俺は深い満足感を得た。あの桐乃が、あの小生意気な桐乃が、と思うだけで陰茎は通常よりも硬くなり、俺はその先端を桐乃の菊門へと押し当てた。事前にたいした拡張をしていないので痛がるだろうが、なるべくゆっくりと優しく挿入してやろう。そう思ってはいたのだが、半分ほど入れたところできつく締め上げてくる腸壁の心地よさに我慢し切れず、つい残りを一気に根元まで突き入れてしまった。 「ひぐあへあああっ! 痛い、痛い、痛いよおおおっ! もっと優しくしてえええっ!」 「あ、悪い。ちょっと待ってろ、今、追加のローション垂らしてやるから」 「ひぎいいっ、もうダメだよぉ、もうダメえっ、抜いて抜いてえっ、オマンコでしてえっ」 そうは言われても腸内は膣とはまた違った感触で、俺としては止める気にはならない。ここは久し振りに説得が必要だろう。 「加奈子のケツ穴みてえにお前も道具で拡げるか? 俺のチンポよりバイブの方がいいか?」 「だって、だって痛いよおっ、痛くて耐えらんないよおっ、また今度にしようよおっ」 「じゃあ、そうすっか。初のアナルセックスはお前としたかったけど、加奈子でもいいや」 「ちょっ、ちょっと待って。兄貴、お尻ですんの初めてなの?」 残念そうに言った俺の言葉に、桐乃は素に戻って問いかけてきた。まだ痛むだろうに悲鳴も上げてこない。 「ああ、だからお前としたかったんだけどな。今度、加奈子とすっからいいよ」 「……判った、我慢する」 いつになく真剣な口調で桐乃が言った。加奈子への対抗心がそう言わせたのは明らかだ。 「いや、お前のケツが使いもんになんなくなったら可哀想だしな。いいよ」 「嫌! あたしとしてっ! 頑張るからこのまましてっ!」 怒鳴った桐乃の頭を撫でて宥めてやりながら、俺はローションの容器を手に取った。 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第035回 ある程度の性感を開発された身体は新たな行為を瞬く間に受け入れ、やがて未知の快感を覚え込み、更には貪欲にそれを欲するようになる。という話を以前どこかで聞いたことがある。現在の桐乃がそのいい例だ。数時間に及ぶ尻穴性交、計四回の腸内射精、絶え間なく続く乳房や淫裂への愛撫。途中から尻穴での絶頂を覚えた桐乃は、俺の動きに合わせ、拘束されている状態で懸命に腰を振ってくる。その姿はとても十四歳の少女とは思えないほどだ。自尊心も羞恥心もなく、言葉と髪は乱れ、自ら乳房をシーツに強く押し付けて擦り、濡れた秘所から溢れた愛液はシーツの上へ幾筋もの糸を引いている。 「へはあはあっ……ほ尻すごひぃ……んひゃへあっ……すご気持ちいひいぃ……あはひああっ……クセになっちゃうふぅ……はふへああっ……バカになっひゃうぅ……」 「もう全く痛くねえのか?」 「うひうへあっ……まじゃ痛ひいぃ……はうひうあっ……痛ひけど気持ちいひぃ……んはほああっ……痛ひのが気持ちいひいぃ……くふうはあっ……じぇんぶ気持ちいひいいっ……」 見ると、桐乃は瞳の焦点が合っておらず、口から涎を垂らし続けている。 「大丈夫か、お前? 少し休むか?」 「あひふはあっ……ひゃだひゃだあぁ……ひへうはあっ……このままひてぇ……はふくはあっ……このままじゅっとひててえっ……ふくひああっ……あひたもあはってもおっ……」 言葉の調子から察するに「このままずっとしてて、明日も明後日も」、と言っているらしい。無茶言うな、俺が死んでしまうわ。 「少し休んだら、またしてやるから、な? そろそろ飯でも喰おうぜ」 壁の時計を見ると、現在時刻は十六時三十八分。適当に休憩や仮眠を取ったとは言え、桐乃を拘束してから九回も射精しており、俺の身体も限界だ。だが、滑る腸壁の感触が心地よく、もう少しで射精できそうでもある。取り敢えず十回目の射精をしてから強引に休ませることにしよう。俺は腰の動きを加速させた。 「もう少しで出すから、そしたら終わりにすっからな」 「くひゃあへあっ……じゅっとひててえっ……んへあふはあっ……じゅっとひててよおっ……はうひうあはっ……ヒきそうなのおっ……あくひやああっ……またヒくヒっちゃふぅ……」 懇願するように喘ぎながら、桐乃は激しく上下に尻を振り回し始めた。そこだけ別の新種の生き物のようだ。行為を続けながら生物学名を考えていると、程なく陰茎に限界が来た。 「おら、これで終わりだぞ、と」 「ひゃうあへあはあっ……ほ尻熱へ気持ちいひいいっ……んごおあはあっ……イくヒくヒくイくうっ……ケチュホマっ……ン……コおっ……ケチュホマンコイっくうあへええええっ!」 桐乃は絶頂を迎えて全身をバタバタと暴れさせ、やがてピタリと静止させると、そのまま動かなくなった。以前の麻奈実の件もあり、俺は慌てて一物を引き抜くと、横に寄り添って表情を確かめた。幸せそうに薄目になって口元に笑みを浮かべているところを見ると、どうやら余韻に浸っているらしい。俺が安堵の溜息を吐くと同時に、桐乃の尻穴は安物の水鉄砲のように周囲に精液を撒き散らし始めた。 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第036回 翌日の金曜日、学校から自宅へ帰ると、俺は自室のPCでネット検索を始めた。折角なので幼児体型の加奈子にランドセルでも買ってやろうかと思ったからだ。それを背負った裸の加奈子をどんな体位で犯そうかと考えていると、不意にチャイムの音がした。桐乃はモデルの仕事で帰宅は夜になるとのことで、家には俺は一人しかいない。俺は椅子から立ち上がり、渋々と玄関へと向かった。 玄関のドアを開けると、立っていたのは麻奈実だった。私服に着替え、肩に見慣れたトートバッグを掛けている。特に何かを約束した覚えはない。 「どした、急に?」 「また葛餅を作ってみたんだけど、きょうちゃん、食べるかなーって」 そう言って麻奈実はバッグの中からタッパーを取り出した。 「電話すりゃ、俺が喰いに行ったのに」 「そっか、そだよね。来ちゃって迷惑だった?」 「ま、いいや。入れよ。一緒に喰おうぜ」 そう言うと麻奈実は嬉しそうに玄関へと入り、「お邪魔しまーす」と言ってから靴を脱ぎ出した。それを背後から見ていた俺は、揺れる麻奈実の尻を見て悪戯を思いついた。そうか、葛餅か。 「きょうちゃん、どこで食べるの? リビング? きょうちゃんの部屋?」 「俺の部屋」 サンダルを脱いで家に入り、招くように麻奈実に手を振ると、俺は階段に足を掛けた。 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第037回 「んはあぁ……きょうちゃあん……ふうあぁ……気持ちいいよぉ……はふあぁ……」 全裸の俺に座位で膣を貫かれ、身体の隅々まで葛餅で撫で上げられ、同じく裸の麻奈実はベッドの上で自ら腰を振って喘ぎ声を上げ続けている。自作の滑らかな感触を存分に味わっているらしく、陰茎の根元まで粘度の高い愛液でびしょ濡れだ。全身を鈍く光らせ、だらしなく開いた口から舌を出している様は雨に打たれた犬のようにも見える。麻奈実は葛餅を作る際には生地に砂糖を入れないので、肌がべと付くこともない。 「葛餅には黒蜜だろうが。お前が粘っこい蜜を溢れさせてどうすんだよ。黒蜜出してみろ」 「くふあぁ……そんなの無理だよおぉ……ふはあぁ……葛餅気持ちいいぃ……」 「気持ちいいのは葛餅だけか? 何が気持ちいいのか言ってみろよ、おら」 「あふうあぁ……きょうちゃんのオチンポぉ……ひううあぁ……オチンポが気持ちいいのぉ……くふふあぁ……勃起オチンポが一番いいぃ……んうあふぁ……オマンコ気持ちいいぃ……」 麻奈実は腰を淫らに上下に振り上げて陶酔しきっている。この分ならまだまだ思い通りに出来そうだ。まあ、それはもう少し後のお楽しみといこう。 「今まで教えた言葉使って、自分の状態を言ってみろ」 「んくふあっ……勃起オチンポをオマンコで咥えてえっ……あふひはあっ……自分で腰を振ってるのおっ……くふんうあっ……オマンコ気持ちいい気持ちいいよおっ……ひあひうはあっ……きょうちゃんもうダメえぇ……はうふあはあっ……わたしきちゃう、きちゃうよおぉ……」 「もう少し我慢しろ」 「くふうはああっ……だってだってぇ……んくひあああっ……オマンコ溶けちゃううぅ……」 そう言いながら麻奈実は腰の動きをどんどん速めていく。桐乃ほど性交していないにも関わらず、一度覚えた快楽には逆らえないようだ。その痴態と柔らかく熱く蕩けた膣内の感触に、そろそろ俺の方も限界が近付いてきた。 「じゃあ出すから、挨拶」 「あうはああっ……麻奈実のオマンコにぃ……ひあひうはあっ……中出ししてくださいぃ……んああふはあっ……オチンポ汁でぇ……ふうあはああっ……オマンコ汚してくださいぃ……」 「今は駄目だ」 そう言って俺は麻奈実の身体を強引に引き剥がした。数枚のテッシュを手早く箱から抜き取って重ね、そこに手にしていた葛餅を置き、陰茎を自ら数回扱いて精液を振り掛ける。 「えっ、ええっ? なに? きょうちゃん?」 突然のことに麻奈実は目を丸くし、絶頂間近だった汁塗れの局部を隠そうともしないで問い掛けてきた。息が荒いものの、素の口調に戻っている。 「ほれ、喰え。白蜜かけてやったから」 俺の命令に麻奈実は珍しく首を横に振った。が、俺が睨むと恐る恐る葛餅へと手を伸ばし、やがてその一欠片を口中へと放り込んだ。 俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない 第038回 桐乃はモデル仲間の代役を引き受けることになったとのことで、土曜日も朝から仕事に出かけた。その仲間の名を聞いた時には多少驚いた。先日家に来たあやせのことだったからだ。桐乃はあやせの先輩に当たるとのことで、時々はこうして仕事上の面倒を見ているらしい。考えてみれば我が妹とは雰囲気が違うとは言え、あやせもかなりの美少女だ。モデルをやっていたとしてもおかしくはない。 桐乃が出かけてしばらくすると、家に加奈子がやってきた。桐乃は外出中だと言うと、既に本人から連絡を受け、夕方まで暇なので俺に会いに来てくれたとのことだった。家に上げて話を聞くと、夕方からは歌のレッスンの予約が入れてあると言う。加奈子はアイドル志望とのことで、ダンスや歌のレッスンを定期的に受けており、オーディションなどにも幾度か出ているらしい。そんな少女を自由に出来るのは正直に言って気分がいい。当然の如く俺は自室に連れ込んで即座に犯そうとしたが、加奈子はそれを拒んだ。一週間も調教していなかった為に以前の態度に戻ってしまったのかと思ったが、加奈子はあどけない口調でこう言ってきた。 「加奈子がお兄ちゃんに御奉仕してあげるの」 こんなことを言われたら、男としては奉仕をさせるしかない。俺は加奈子を裸に剥くと、自らも手早く服を脱ぎ捨ててベッドに腰掛け、まずは手コキから教え込むことにした。 だが、勃起した陰茎を握らせた途端、加奈子の態度が豹変した。 「いひ」 ニヤリと悪戯っぽい笑みを浮かべて俺を見上げると、加奈子は勝ち誇った口調で囁いた。 「加奈子から離れられなくしてやんよ」 もの凄く嫌な予感がしたが、加奈子は逃がしてくれそうになかった。
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http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1266820218/130-145 俺の幼馴染がこんなに不人気なわけがない 俺はそのとき麻奈実が突然何を言いだしたのかわからなかった。 「きょうちゃんが桐乃ちゃんを連れ戻すためにアメリカまで行ってたから休んでいたなんて、うそだよね?」 あぁ、そのことかと思いながら……確かに馬鹿みたいで信じがたい話ではあるが、俺は即座に麻奈実の言葉を否定していた。 「うそじゃねぇよ。俺は確かに学校を休んでアメリカまで行って、桐乃を日本に連れ戻してきたさ」 「うぅん、というよりも学校を私と同じ日から学校を休んでたってのも、うそでしょ?」 麻奈美のやつは俺の声がまるで耳に入っていなかった。 麻奈実の様子がおかしいのはわかっていたが、どうもこれはさっきまでのおかしいとは違っていた。何というか狂気をはらんでいた。 「あー、麻奈実。ひとまず落ち着いてくれ、俺がついていけてない」 それでもさっきより俺が落ち着いていたのは一度麻奈実と普通の話ができたおかげだろう。俺の心に麻奈実は意外と大丈夫という慢心が入り込んでいた。 だからこんな言い方をしてしまったのだろう。とうに麻奈実の心の歯車はくるう寸前であったというのに。 「もういいからね、きょうちゃん。無理しなくても大丈夫だから。やっぱり私みたいな地味な女の子と話してても、楽しくないんでしょう?」 俺はこんな必死な表情をしている麻奈実に対しても、未だ支離滅裂なこと言っているという印象を抱いていた。 どうしてさっきみたく、真剣にとりあってやる気にならなかったのだろうか。 「さっき言ってくれたあの長い言葉も、その前の励ましも、最初に言ってくれた私の顔を見たいって言葉も……みんなみんなうそなんでしょう?」 最後のこの言葉は、もはや悲鳴に近かった声色だったはずだ。それなのに、呑気なことに俺はそう言われて、麻奈実を気づかう前に逆上していた。 「なっ……! 麻奈実、いい加減にしやがれ。俺はお前をマジに心配して、一つの偽りもなく素直に俺の気持ちを言ってきた! それを全部うそなんて……さっきから、なんでそんなに俺の言葉を信じてくれねぇんだよ!?」 「信じられるわけないでしょ!!」 馬鹿な俺は頭に血が上っていた。自分の信頼を無くした要因を考えるために今夜は徹夜だなどと決めた覚悟はどこへ行ってしまったのか。 俺の叫びが最後の着火剤。麻奈実の心の炎は涙ぐらいじゃ消えないほど燃え上がっていた。 「私見たもん! 見る気なんて無かったし、そんなの見たくも無かったのに……。けど、見ちゃったんだもん……」 そのときもはや麻奈実の目に悲しみや哀らしさなどは消え去っており、ただまっすぐ俺の顔を睨みつけるだけであった。 「あの日、きょうちゃんが黒猫さんと、キスしてるところ! 私は見たのっ!」 麻奈実の大絶叫は俺の鼓膜を通して脳を揺らすのに十分なほどであった。 俺の目の前で絶叫した麻奈実。 俺の頬にひやりとした液体があるのを感じた。 それは今しがた絶叫した麻奈実の口から飛んだツバでもなく、麻奈実の瞳のはしに溜まった涙でもなく、俺からでた冷や汗であった。 なぜ、こうなってしまったのだろうか。俺の心を焦りが支配する。 そして、どうして俺は今……、どうして、どうしてこんなに後ろめたい気持ちで心がいっぱいなのだろう。 「あの日、きょうちゃんが桐乃ちゃんから来ためーるを見て、すっごく怖い顔になって、様子がおかしくなったまま別れたよね?」 そういうことだったのか。 「私は心配だった。きょうちゃんのことがとにかく心配だった。なんだったら、助けてあげたかった。だからきょうちゃんと別れたあと、私引き返して後を追ったの」 なんてこったい。まったくもって想像の範囲外だった。 「学校に着いて、きょうちゃんを探し回って、校舎裏でようやく見つけたと思って近づいていった。そしたらさ、そしたら……黒猫ちゃんが、きょうちゃんの頬にっ……!」 黒猫とはそういう関係じゃねぇ。黒猫にそういう気持ちがあるとかの話は、まだしてないんだ。 「信じられなかった! なにそれ? 桐乃ちゃんからのめーるは? あやせちゃんにかけた電話は? 全部うそだった。わざわざ黒猫さんに会うための言い訳だった!」 でも麻奈実からしたら関係ない。そりゃそうだ、人気のない校舎裏で同じ部活動の仲が良い先輩と後輩が居て、後輩の方からキスをしている景色なんて第三者から見れば、十人が十人その二人はそういう仲なんだと思ってしまう。 「それで、桐乃ちゃんのために学校を休んでアメリカまで行ってたから、私がずっと休んでるのを知らなかったなんて、信じられるわけがないでしょう!? どうせ私が休んでるのを良かれと思って、ずっと黒猫さんと遊んでたに決まってる」 信用なんて失って当たり前だ。俺が麻奈実の立場だったら、信用を失うどころか軽蔑している。 「……ていうか、ひどいよきょうちゃん。いくら私と下校してる途中でどうしても黒猫さんに会いたくなったからって、アメリカで一人頑張ってる桐乃ちゃんをダシに使うなんて……」 麻奈実の心情は、まさしくこの一言につきていたのだろう。 俺が麻奈実の信用を失った理由は、俺が黒猫と恋仲にあり、なおかつ幼馴染との下校中に色欲をかもしだした俺が、自然な形で黒猫と会うためにアメリカ留学中の桐乃を利用したと、麻奈実が勘違いしているからなのだ。 「いやっ、麻奈実それはちがっ」 「言い訳なんて見苦しい真似しないで」 「言い訳じゃねぇって! あのときに来たメールは、本当に桐乃から来たメールだ!」 「……違うって言うなら、あのとき来た桐乃ちゃんからのめーる、いま見せてよ」 「えっ? ……いやっ、それは。その……」 それは出来ない。あのときのメールの内容は、あまりに衝撃的で今でも一字一句覚えている。 『アンタに預けたあたしのコレクション ぜんぶ 捨てて』 このメールを麻奈実に見せるということは、内容の意味についても説明しなくてはいけない。 それはつまり、麻奈実に桐乃の趣味をばらすことになってしまう。 「……出来ないんだ。それともめーる消しちゃった? それならめーるの内容言うだけでも良いよ。嘘じゃないなら言えるよね?」 「…………」 俺は何も言えなかった。 これなら即座にハッタリでも言えばまかり通ったかもしれないが、元々混乱していた俺に嘘八百を並べる冷静さもなければ、麻奈実を信じさせることのできる内容を言える自信も無かった。 無言を貫くことしか出来ない俺を見て、麻奈実はため息を一つ吐いた。 「……やっぱり、うそだったんだね。そこまでして黒猫ちゃんに会いたいなら、毎日ずっといっしょに居れば良いよ。 朝からいっしょに登校して、お昼ご飯もいっしょに食べて、放課後もいっしょに部活で遊んで、いっしょに仲良く帰れば良いよ? だけどその代わり、二度と私と幼馴染面しないで」 麻奈実が俺に怒っていることは理解した。信用を失った原因も把握した。 確かに麻奈実の怒りはもっともである。俺が黒猫とのお付き合いのために、妹を利用して幼馴染との接近を避けた。今の麻奈実には、俺がそういうことをする人間に見えている。 「わかったでしょ。そんなきょうちゃんが、いくら私のことを心配してるとかなんとか言ってきても、信じられるわけがないの……」 とある人でなしが、お前との楽しかった日々はくだらなくない、とっても大切な日々だったんだ、だから引き篭もる幼馴染の身が心配だ、と言っている。 これでその幼馴染がその人でなしの言う事を信じるというのなら、もはやその幼馴染は聖人君子をも軽く凌駕する清い存在なのではないだろうか。 「……わかったよ、麻奈実」 あぁ、わかったとも。なんてひどいすれ違いだコノヤロー。だけど今の俺に麻奈実の信頼を取り戻すための絶対的な方法が無い。仮に今、桐乃に電話をかけて事情を説明させても、俺が桐乃にそう言わせるよう懇願したとこいつは思うかもしれない。 なんせ今の麻奈実から見たら、俺はそういうこともやりかねない人でなしだからな。 俺に今、麻奈実を信用させる方法は無い。お前は俺が黒猫といちゃいちゃラブラブしてて、お前との幼馴染の関係が手に余って困り果てた末に、アメリカにいる妹を利用している最低な男に見えているんだろうからな。 「でもな、俺がお前を心配しているこの気持ち、それだけは信用してくれ! そして、お前のためなら俺は何でもする気でいるということも。お前のために、俺は明日からずっとお前が学校に来るまで毎日ここに来ようとしていることも。頼む、信じてくれ……」 今はそれだけで十分だと俺は考えた。 俺のことをいかに最低で頭にドが付くほどのクズな奴と勘違いされたままでも今は構わない。ゆっくりと時間をかければいずれ誤解も解けるだろう。 しかし、このまま麻奈実を引き篭もりになってしまうほどの苦悩と一人で戦わせてなどいられるか。それを指くわえてただ見ているのもだ。 「……無理だよ」 「頼む……頼むから……」 気付いたら、いつの間にか俺は土下座をしていた。麻奈実に対して土下座をする日が来るとは思いもしなかった。 顔を伏せているので麻奈実の表情は見えない。俺の懇願に麻奈実は一体どういう反応を示してくれるんだろうか。 拒絶か許容、後者であれば良し。前者でも良し。前者なら俺の顔をあげる時間がまだまだ先になるだけのこと。 俺はお前に以前よりも優しくなったと言ったが、それはある意味あきらめが悪くなったとも言えるんだぜ? 「……さっき、『お前のためなら何でもする気でいる』って、言ったよね。あれ、本当?」 「あっ、あぁ。勿論だとも」 永遠とも思えるような静寂をやぶった麻奈実の言葉。 俺は内心やったと思い、希望の光に照らされる奴隷のような面持ちで顔をあげる。 ……おぉ、こわいこわい。あいもかわらず麻奈実は今まで俺が見た事ないほど怖い表情をしていた。 顔のどのパーツとっても笑っていない。というか表情が無い。まだ怒ってる顔の方が怖くないと言えるだろう。 麻奈実の顔を見ながらそんなことを考えていたら、俺の視線に気付いたのか麻奈実は僅かに口の端を上げる。 この後の麻奈実の言葉を聞いた後、今しがた麻奈実が浮かべた笑みを表すのに、悔しくも魔性の笑みという単語が一番的確だと思ってしまった。 「じゃあ、今すぐ黒猫さんに電話かけて。それでお前の事が大ッ嫌いだ、付きまとわれていい迷惑だ、って言って。そうしたら信用する」 おう、オーケーオーケー! 第一黒猫とはまだ恋人とかそういう話はしてないし、それぐらいのことで済むのなら……って、オイ! 「なっ!? い、いくらなんでもそれは……」 というよりも、そりゃおかしいだろうよ!? 確かに麻奈実は俺と黒猫が恋仲であると勘違いし、挙句その影響で俺が最低なことをしている奴に見えているのだろう? だけどそれで黒猫に別れの電話をかけたら許すって、話の流れが合わねぇって。 むしろ麻奈実の言うとおりにすれば、俺は幼馴染の信用を取り戻すために黒猫の気持ちを踏み躙るゲス野郎になってしまう。 ……さっきよりも余計に信用が置けない人間のする行動になっているように感じるのは、俺だの気のせいだろうか? 「出来ないの? 何でもするって言ったのに」 それでも麻奈実は狼狽する俺に冷たく言い放つ。 くそっ、冷静になってくれ麻奈実。お前の言う通りの行動を俺がとったしよう。だが、それでは何の解決にもなってないことに。 お前の悩みは解決されないし、俺の信用が本当の意味で戻るわけでもない。ただ「黒猫」が傷つくだけなのだと。 「…………あぁ、出来ない」 「そう……」 俺が申し訳無さそうに言うと、麻奈実は寂しそうに呟く。 まるで初めからその答えが返ってくるのはわかっていたと言いたげな表情だ。 ちくしょう、そんな顔をしないでくれ。お前は俺よりも何倍も頭が良いから、ちょっと頭を冷やしてくれればわかるはずだ。 自分の言っていることがいかに支離滅裂で、自分の提案した条件がどれほど無駄であるかを。 「いくらなんでもそれはねぇよ、麻奈実。今の状況で悪いのは、うまく身の潔白を説明できない俺だ。黒猫に罪はない……」 「……ふぅん、黒猫ちゃんには優しいんだね」 何とか麻奈実に今一度思いなおして欲しいという意図を込めて麻奈実の言ったことを否定するが、返ってきたのは苦々しげな表情を浮かべながら放たれた皮肉だった。 チッ、なんだなんだその言い回しは。まるで黒猫を目の敵にしたような言い方するじゃねぇか。麻奈実らしくもねぇ。 桐乃にいらねぇこと吹き込まれた影響で黒猫が麻奈実のことを嫌っているのは気付いていたが、ひょっとして麻奈実も黒猫のことが嫌いなのか? 「そういうことじゃねぇって! 第一、今回のことで黒猫は何も関係ないだろ!?」 「関係ない……って?」 「俺はお前の信頼を無くしちまった。だからお前は今引き篭もるほど深刻な状況なのに、俺は助けになってやることが出来ない。でもそれと黒猫のことは別のことだろう?」 どうかこれでわかってくれ。麻奈実が自分の言葉の浅さに気付いてくれと、俺は心の中で祈った。 両手を広げ自分の身体全体を使って俺の考えを伝えようとした。 そんな俺の姿を見て、麻奈実はしばしの沈黙のあと、すっと重い腰をあげて立ち上がった。 俺は土下座から顔と身体を上げた状態、言うなれば正座の姿勢をしていたのだが、何かせねばならないという衝動に駆られて俺も麻奈実につられて立ち上がっていた。 「…………きょうちゃん」 すると麻奈実は俺の名を呼んだ。フルネームではないけれど、長年麻奈実に呼び親しまれた、もう一つの俺。俺の分身のような名前であった。 いつもと違うのは麻奈実の声が震えていたことだけ。 「バカ」 返事をしようかと思った瞬間、小さな声で確かに麻奈実の口はその二文字を囁いていた。 その後、俺は顔面に鈍い衝撃を感じとってから、身体が大きく後ろに吹き飛ばされていた。 「ぶへっ!?」 いい歳をして何とも情けない声が上がってしまった。 ドーンッ、と大きくも低い音が響く。俺の身体は一瞬何者かに支えられたような感覚を覚えたあとに、ゆらりと床に身体を打ち付けていた。 「痛ぇっ……!?」 身体全体が軋むような痛みを感じながらも、先ほどの顔に感じた痛みの方がひどく痛くて鼻の頭あたりを中心に手で押さえていた。 麻奈実の部屋を閉じきっていた襖が俺の身体によって廊下側へと倒れていることに気付く。 どうやらさっき俺の身体を支えていると錯覚したものはこの襖のようで、襖がいくらか床に倒れこむ衝撃を吸収してくれたから身体全体の痛みほうは和らいだのだろう。 あまりに一瞬の出来事で何が起きたか頭で理解ができていなかった。しかし、前方にいる麻奈実へと視線を向けると、同じく一瞬で何が起きたかを頭で理解していた。 一歩前に出された足と軸足の見事なバランスに、ありあまる力の余波を受けたのか強く握り締められた左手。痛みに耐えるような表情と震える右腕。 そして、つい先ほど俺の顔面を直撃した、麻奈実の前方に勇ましく突き出された右の握り拳。 俺は麻奈実に、グーで殴られていた。それも顔を。 「なっ、なにすんだっ!?」 俺は麻奈実に、グーで殴られていた。 こんな一行を俺の人生でお目にかかることになるなんて、今までの俺は一回でも考えただろうか。いや、ない。 今俺が怒鳴っているこの瞬間ですら、何か悪い夢を見ている気分だった。 でも目の前にいる麻奈実は、やはり俺がよく知る幼馴染の麻奈実であって、それ以外の何者でもなく、またそれ以上それ以下でもない。 何度見直そうともそれは俺の幼馴染であり俺を殴りとばした、ただの麻奈実であった。 「きょうちゃんのバカァッ!! 私が今何で悩んでるかも、どうしてきょうちゃんが信用できないかも、きょうちゃんは何もわかってない!!」 「何もわかってないって何だよ!?」 麻奈実も俺と同じできっと自分達が出せる最大音量で叫んだに違いない。 先ほど無表情が一番怖いと言ったが訂正する。やっぱり、人間感情を剥き出しにして怒った表情が一番怖い。 眼鏡の奥にある麻奈実の瞳はキッと俺だけを睨みつけ、歯を動物のキバのようにギリギリと隙間からのぞかせながら、声には怒りを抑えるといった一切のためらいが無かった。 ひょっとしたら俺が全力で言い返したのは、あまりに攻撃的な麻奈実の姿に命の危機を感じた俺の生存本能が、麻奈実に対して威嚇をしたのかもしれない。 二人の視線が直行する中、田村家の階段を慌ただしくドタドタと誰かが駆け上がってくる音がする。 そりゃ襖がはずれて倒れるほどの音がしたんだ。一階で事の成り行きを気にしていた田村家の皆様だって、何事かと思って様子を見に来るだろうよ。 一番初めにたどり着いたのはロック、次に親父さん。そうして少し遅れてから爺ちゃんと婆ちゃんがやって来た。 倒れた襖から部屋を覗き込んでいるのだろうが、俺はもうそちらに意識をやる余裕など無い。 麻奈実が倒れこんだ俺の襟元を掴んで、涙を流しながら絶叫したからだ。 「私はきょうちゃんが大好きなのッ!」 …………えっ? 「幼馴染としてじゃなくて、女の子として、ずっとずっと昔から、きょうちゃんのことが大好きだったの!!」 …………。 「それなのに、信じられない。きょうちゃんは何もわかってなかった! 黒猫さんとキスしているのを見ただけで、私が死ぬほどショックだったことも、そのせいで食事も喉が通らないのも、ずっと部屋から出たくなくて、誰とも会いたく無くなって、だから引き篭もってるってことも。 私よりも黒猫ちゃんのことを大切にしてるきょうちゃんなんか……信用できなくなっちゃったってことも、全部わかってなかった!!」 俺がアメリカに行くきっかけは、黒猫から受けた「呪い」だった。 その「呪い」は黒猫の世界では俺がへたれたら全身から出血するというものだったが、俺の生きる平凡な世界ではキスと呼ばれるもので、好意を寄せる者にしかしないものだ。 その「呪い」を、麻奈実は目撃していた。 麻奈実は幼馴染であったが、いつからか俺に好意を寄せ、いつの間にか俺を一人の男として見ていた。 俺が黒猫に「呪い」を受けたのを目撃してから、麻奈実は家に引き篭もった。 俺が麻奈実の心配をして家に見舞いへ来た。 麻奈実は俺を信用せず、「たかが幼馴染」と言った。 麻奈実にとって、「幼馴染」とは、確かに「たかが」という副詞が冠されるに相応しい立ち位置だったのだ。 …………………………あっ、繋がった。全部、繋がった。 「帰って。きょうちゃんなんて、もう顔も見たくない」 吐き捨てられた言葉が現実には見えずとも、確かに俺の身体へと突き刺さった。 襟元から手が離れたかと思うと、麻奈実はすっと俺に背を向けた。 振り返りざまに見えた麻奈実の顔は、ただの一人の少女の、悲しさに震える泣き顔であった。 「みんなの顔も見たくない。襖が倒れてるからって、もし部屋に入ってきたら私本気で許さないから」 あぁ、俺は何ということをしてしまったのだろう。 もしこの状況を第三者が見たら、麻奈実のことを一方的に悪く思うかもしれない。 麻奈実の様子を心配して見に来た俺に、自分の言いたい事だけ吐き捨て、その思いが伝わらないことに苛立ち俺を殴った自分勝手な女の子。そんな風に見えるだろう。 だが、違うのだ。 普段の麻奈実は俺を殴るどころか、虫を殺すのも可哀想だと考えてしまうほど優しいのだ。 ただただ怠惰な人生を過ごしてきて、出来の良い妹に嫉妬して忌み嫌い、妹に人生相談という名目の命令でエロゲーを強制的にやらされ、麻奈実といっしょでなければ勉強をする気もあまり起きないような、 そんなどうしようもない俺の幼馴染であってくれて、そればかりか俺のことを幼馴染以上の存在といつの間にか見逸れてくれていた。 それが麻奈実であった。 では、その優しい麻奈実にすらグーで殴られた俺は、どれほど最低な人間なのか。 今日の会話の中ですら、俺の人間性の酷さを片鱗だけでも容易に見て取れる。 田村家の皆様が心配するなか、俺が行けば何とかなるなどというわけのわからぬ自論を頭の中で展開。俺が行けば以前に、俺自身が今回の件の元凶であったというのに。 そのくせ麻奈実に少しきついことを言われれば、俺はたかだか今日一日会えなかっただけ寂しかったんだぞと絶叫プラス長大な演説。アメリカに行って何日間も麻奈実を放置していたといのに。 優しすぎた麻奈実はそんな俺の安っぽい演説にすら反応してくれて、部屋から顔をのぞかせた後に部屋の中にまで入れてくれた。お前の心中の方が俺よりもよほど荒れていたはずなのに。 それだけで俺は有頂天、まるでもういつもの麻奈実を取り戻したかのように、何の警戒もせず麻奈実の心のデリケートゾーンを土足で走り回っていた。 絵に描いたような自分勝手、自己中心。我が田んぼに引いた水などもう既に溢れている。 第一、俺は今までの麻奈実と過ごした日々で、薄っすらとだが気付いていたはずだ。 麻奈実が俺に幼馴染以上の特別な感情を寄せていることを。 クラス中の皆からは付き合っているようにしか見えず、桐乃曰くキモいくらいにベタベタ。 時折幼馴染の行動の意味がわからなくなるだと? どう見ても照れ隠しです。本当にありがとうございました。 俺は本当にどうしようもないクズなのだ。 俺は心の中で麻奈実が俺に異性として好意を寄せていると気付きながら、麻奈実と幼馴染の関係であることがあまりに心地よくて、その関係を崩さないようあえて麻奈実の気持ちに明確な答えを示さぬようにしていたのだ。 そのことに、ついさっき麻奈実に大好きだと言われ気付いた。 俺はずっと麻奈実との関係の進展を誤魔化してきた。 麻奈実が俺に黒猫がキスをしているところを見たと言ったとき、俺が焦りを感じ後ろめたさを覚えたのが何よりの証拠だった。 俺が麻奈実のことを本当にただの幼馴染と認識し、麻奈実だって俺のことをただの幼馴染と考えているに違いないと思っていれば、黒猫とのキスを見られたと言われたところで俺は何も思わないはずだ。 それなのに焦りと後ろめたさを俺が感じたのは、麻奈実が俺に寄せる純粋な乙女心に感付いていたからに他ならない。 俺は麻奈実の気持ちに気付いていながら、自分のことだけを考えて行動しつづけていた。 幼馴染という関係の永続調和、恋人でも無ければただの友人でもない。永久に望んだ幼馴染。 その結果、我慢の末の限界突破。麻奈実をグーで殴らせるほど、怒らせてしまったのだ。 俺は正真正銘のクズであったのだ。 「…………麻奈実。俺、帰るわ」 崩れた襟元を正しながら立ち上がり、俺は別れの言葉を告げた。 本来なら今も背を向けて肩を揺らしながら泣いている麻奈実を支えたくて仕方無かったが、俺にはその資格は無いと思ったからだ。 ずっと麻奈実を騙し誤魔化し、幼馴染であることを強制していた俺には、たとえ麻奈実から傍にきて支えて欲しいと頼まれても、行く気にはなれなかった。 震える背中に、俺も背を向ける。 「今まで、すまなかった」 麻奈実の返事は無い。もはや「さようなら」と、別れの言葉すら交わせないのだ。 最後のその俺の言葉には嗚咽が混じっていた。男泣きというには、いささか不純すぎる。かつて男泣きをしてきた全ての日本男児に申し訳が立たない。 なんせ、この期におよんで俺が涙を流し惜しんでいるのは、麻奈実との幼馴染の関係が崩れてしまったことへの悲しみと寂しさからなのだから。 きっと麻奈実が今流している涙は、俺を殴ってしまったことへの断罪であろうというのに。 「……失礼します」 麻奈実の部屋のはずれた襖からのぞく田村一家に一礼する。これは挨拶でなく謝罪だ。 麻奈実を助け出せなかったことではなく、皆様の大切な麻奈実をずっと苦しめていたことの。 安心してください。もう二度とあなた方の麻奈実には、一切手を出しません。 それどころか、もう麻奈実の顔を思い浮かべることすらしないよう、努力します。 「……あ、あんちゃん!」 「とめるなロック。……今は手加減できそうにねぇ。次引き止めたら、殺すぞ」 今にも泣きそうなロックであったが、俺が睨みつけたとたんヘビ睨まれたカエルのように身体を硬直させた。なんだ、そんなに俺の顔が怖かったのか? 冗談言っちゃいけねぇ。さっきの麻奈実の方がよっぽど怖い顔してだろうよ。 ……チッ、しまった。さっそく麻奈実の顔を思い浮かべてしまった。 田村家の皆様すいません。もう少しだけ、せめてこの傷が癒えるまで、俺というクズに麻奈実の顔を頭の中だけで思い浮かべる権利を下さい。 そうして俺は田村一家が立ち尽くす襖前を通り抜けて、階段を一歩一歩下りていく。 ふと足を止めて、今この階段から飛び降りたらどうなるだろうと考える。 死にたくなったわけではない。ただ、さっきの襖が倒れた音よりも凄い音がするだろうから、麻奈実が心配して見にきてくれるかもしれないと思っただけだ。 …………実に危ない。麻奈実が来てくれると思ったら、俺は本当に飛び降りかねない。 気が付いたら明らかに転落するほどの大股一歩を踏み出しかけていた。 俺は気をしっかりもったうえで、ややぎこちない足取りになりながら階段を下りきる。 その後の記憶は覚えていない。 足早に麻奈実の家を出たあとは、夕暮れの視界が涙で歪む中、家に帰るまで道に迷わないよう必死だったから。